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平成 08年(1996年)12月定例会-12月12日-06号

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  1. 那覇市議会 1996-12-12
    平成 08年(1996年)12月定例会-12月12日-06号


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    平成 08年(1996年)12月定例会-12月12日-06号平成 8年12月定例会              平成8年(1996年)12月那覇市議会定例会                    議事日程 第6号               平成8年12月12日(木)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 個人質問              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                    会議に付した事件 第1 会議録署名議員の指名 第2 個人質問 〔日程追加〕  議会運営委員会委員の選任  意見書案第10号 米軍機の爆弾投棄にに対する意見書  決議案第5号 米軍機の爆弾投棄に対する抗議決議              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 出席議員(42人)   1番  宮 城 宜 子 君
      2番  湧 川 朝 渉 君   4番  中 村 昌 樹 君   5番  屋 良 栄 作 君   6番  井 上 正 邦 君   7番  洲 鎌   忠 君   8番  渡 口 初 美 君   9番  前 田 政 明 君   10番  赤 嶺 政 賢 君   11番  島 田 正 博 君   12番  高 里 鈴 代 君   13番  崎 山 嗣 幸 君   14番  永 山 盛 廣 君   15番  玉 城 仁 章 君   17番  座 覇 政 為 君   18番  当 真 嗣 州 君   19番  嘉 数   進 君   20番  仲 本 嘉 公 君   21番  国 吉 真 徳 君   22番  瀬良垣 武 安 君   23番  高 里 良 樹 君   24番  真栄城 守 晨 君   25番  大 田 朝 美 君   26番  大 浜 安 史 君   27番  東 江 芳 隆 君   28番  上 原 善 吉 君   29番  大 城 春 吉 君   30番  仲 村 善 信 君   31番  安 里 安 明 君   32番  松 田 義 之 君   33番  久保田 淑 子 君   34番  大 浜 慶 子 君   35番  亀 島 賢 優 君   36番  久 高 将 光 君   37番  安 里 仁 愛 君   38番  大 城 勝 夫 君   39番  幸 地 正 博 君   40番  中 村 昌 信 君   41番  友 利 玄 雄 君   42番  新 崎 真次郎 君   43番  我那覇 生 隆 君   44番  唐 真 弘 安 君 ────────────────────── 欠席議員(2人)   3番  知 念 克 征 君   16番  高 良 幸 勇 君 ────────────────────── 説明のため出席した者の職、氏名   市長         親 泊 康 晴 君   助役         山 里 守 謙 君   助役         当 真 嗣 夫 君   収入役        玉 城 正 一 君   総務部長       玉 城 宏 道 君   企画部長       真栄里 泰 山 君   文化局長       金 城 幸 明 君   税務部長       玉那覇 盛 善 君   市民部長       当 銘 芳 二 君   経済部長       崎 山 嗣 松 君   福祉部長       堀 川 美智子 君   保健衛生部長     野 原 広太郎 君   都市計画部長     高 嶺   晃 君   建設部長       大 城 清 行 君   土木部長       長 堂 嘉 夫 君   港湾部長       宮 城 真 助 君   消防長        松 田   進 君   水道事業管理者    仲 間 英 三 君   水道部長       大 城 誠 徳 君   教育長        嘉手納 是 敏 君   教育委員会指導部長  中 村 照 夫 君   教育委員会指導部参事 新 里 吉 弘 君   教育委員会管理部長  山 田 義 浩 君   市立病院長      内 間 荘 六 君   救急診療所長     諸見里 安 紀 君   市立病院事務局次長  渡 口   肇 君 ────────────────────── 職務のため出席した事務局職員の職、氏名   事務局長       名嘉元 甚 勝 君     次長       新 垣   隆 君   議事課長       島 袋 庄 一 君   議事係長       宮 城 能 正 君   委員会係長      糸 数 安 男 君      主査      島 袋 盛 彦 君      主事      山 城   裕 君      主事      當 山 忠 彦 君            (午前10時6分 開議) ○議長(安里安明君)  これより本日の会議を開きます。       ~~~~~~~~~~ ○議長(安里安明君)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において、大城春吉君、仲村善信君を指名いたします。       ~~~~~~~~~~ ○議長(安里安明君)  日程第2、昨日に引き続き個人質問を行います。  この際、申し上げます。  議事の都合により、本日の個人質問に関する発言時間は、答弁を含めて、各議員30分以内といたします。  発言通告書に従い、順次発言を許します。大城春吉君。 ◆大城春吉君   先に提出しました発言通告書に基づき、個人質問をいたすわけでありますが、年の瀬も差し迫っております。質問の前に、少し所感を述べさせていただきたいと思うのであります。
     まず、お祝いを申し上げなければなりません。ご承知のとおり、親泊康晴市長が楽々と信任を終えて4選を勝ち取り、27代目の市長として誕生したことに対し、心からお喜び申し上げます。本当におめでとうございます。  どうか、親泊市長におかれましては、釈迦に説法で大変恐縮ではありますが、これまでどおり市民の負託に応えるために、何事に対しても誠意をもって尽くし、真実性を求め、うそ偽りのないまことの心を常に肝に銘じ、そして、情熱を意欲をもって対処し、また発想の転換を図り、公平・公正を基本理念として、常に市民一体の感覚をもって、平和都市、生活都市、文化都市を構築して、豊かで潤いのある文化的社会実現のために全力を傾注していただきたいと思います。ご活躍をご祈念申し上げる次第であります。  さて、県下に目を転ずれば、昨年からことしにかけては米軍基地に対する県民の怒り、願いが大きく激しく揺れ動いた年でありました。昨年の10・21県民大会をはじめとして、公告・縦覧の拒否、最高裁判決、県民投票、公告・縦覧の応諾など、プロセスを考えると本当に激動の1年であったと思うのであります。  戦後50年にわたる歴史の中で、不動の感があった基地問題も、県民の強い怒り、粘り強い願いによって日米の国会を動かし、今、一歩一歩、整理縮小の方向に進んでいることは、謙虚に評価すべきことだと思います。  また、基地返還アクションプログラムを基軸にした跡地利用計画についても、県は国際都市形成構想を打ち出し、今、国から88項目にわたって沖縄の振興策が提示されております。幸いに、第2次橋本内閣が本気になって沖縄問題に取り組んでおりますだけに、その実現に向けてこのチャンスを、今こそ本県の政、財、学、官界、そしてすべての県民が英知を結集し、一致団結して県民自らの手で将来の沖縄のビジョンを確立しなければなりません。そして、真の沖縄の夜明けにしなければならないものと思うのであります。実現に向けてともに頑張りましょう。  以上、所感を申し上げました。  早速市民からの強いご要望があります件について、質問をいたしたいと思います。  まず、公園行政について2点お伺いいたします。まず1点目でありますが、県の国場川改修工事によって、国道507号線沿いの旧国場橋下流は廃川敷になっており、現在有効に活用されておらず、放置状態で問題を呈しております。決して快適な空間とは言えません。  そこで、管理者である県と調整をされ、市民の健康増進や世代間の交流を図る意味から、せせらぎを中心とする街角ミニ公園や、ゲートボール場グラウンドゴルフ場などの施設を本市で整備し、実現する考えはないか。  2点目に、仲井真中学校運動場付近から上流に向けて、同じく河川改修工事によって廃川敷が予定されています。県民・市民が利用できる憩いの広場として、遊具類を配した公園やミニキャンプ場等々の多目的広場として、本市で施設を整備するお考えはないか。  続いて、都市行政についてでありますが、土地の有効利用を図り、地域の特色あるまちづくりを建設するために、区画整理事業は大事なことであります。そこで、今年度予算で字国場・仲井真・上間地域を調査されたと思いますが、これまでの実施状況と今後の具体的な行動計画はどうなっているか、お聞かせを願いたいと思います。  次に、街灯の設置についてお尋ねをいたします。  那覇東バイパスが開通してから早4年余になりますが、街灯の設置が遅れ、地域住民に大変不便をきたし、また、安全面から考えても危険な状態であります。したがって、当局としても市民のニーズに応えるために、早急に実現に向けて管理者である南部国道事務所に対し、強く働きかける努力が必要かと思うのであります。  そこで、次の2点についてお聞かせを願いたいと思います。まず、1点目でありますが、国道329号一日橋から国道507号那覇具志頭線に向かっては、一部分に街灯は設置されておりますが、未だ点灯せず大変困っております。早めに点灯することはできないか、また未設置箇所についての計画はいつごろの予定か。  2点目に、街灯設置が全面開通するまで難しいということであれば、仮設として歩道上に設置できないか。  以上、お聞かせ願いたいと思います。  次に、社会教育行政についてでありますが、仲井真中学校区である字国場、仲井真、真地地域への公民館、図書館建設について、お尋ねをいたしたいと思います。  お尋ねする前に、仲井真中学校区について概要を説明申し上げたいと思います。  仲井真中学校区は、自然景観に優れた田園地帯でありましたが、今ではすっかり昔の面影は薄れ、近年、急激に市街化が進んでおります。この急激な人口の増加によって、児童生徒が増え、仲井真小学校が過密校になり、2年前に真地小学校に分離新設されましたことはご承知のとおりであります。一帯は、今なお人口は年々増加している状況であり、その中で地域づくりを進めているところであります。特に新興地域におきましては、既存の自治会とは違い、歴史的にも浅く、人それぞれの地位や立場が異なる集合体でありますので、連携の必要性や一体感を感得し得ず、自己本意のみでものを見、行動する姿勢が通常であります。それは地域コミュニティの欠如、そして生活共同体意識の希薄化につながっているのであります。  こういう住環境下においては、共存共栄という美しい尊い人間愛は存在しなくなり、ひいては21世紀を担う子どもたちの生涯学習や青少年の健全育成、急速に進む高齢化社会にも影響を与えかねません。したがって、一日も早く地域の人々が交わりの拠点となる社会教育施設、いわゆる公民館、図書館の設置がぜひとも必要であります。諸施設を充実することによって、行動を起こす要因となり、老人会活動をはじめ、婦人会活動青年会活動ボランティア活動、青少年の健全育成等々、さまざまな活動が展開でき、地域の活性化につながり、夢と希望と誇りのもてる、まさに豊かで潤いのある文化的な薫りのするふるさとづくりができるものと思うのであります。  以上の観点から、2点についてお尋ねをいたしたいと思います。  まず、1点目でありますが、建設構想については、平成4年12月定例議会で取り上げましたときには、必要性がありとの認識のもとに整備計画を進めているとの答弁でありましたが、去る9月定例会での答弁内容をお聞きしますと、後退の感がないでもない。  したがって、これまで計画策定にあたって地域を調査したことがあるのか。また、関係部局との調整をされたことはありますでしょうか。  2点目に、仲井真中学校区地域への建設については、平成5年2月の整備計画の中で明記されております。今後、位置の選定作業が必要であるかと思います。そこで、建設にあたってのもろもろの条件等々を考え合わせると、建設場所として仲井真小学校の隣接地に、坪数にして1,500坪の土地があり、最適地と思いますが、一度調査をしていただいて、総合計画に組み入れ、実現する考えはないか、以上、お聞かせを願いたいと思います。  次に、福祉行政についてお尋ねをいたしたいと思います。  人間は生れながらにして、心身ともに健康で平等で、平和に家族と暮らすことはこれ以上の喜びや生きがいはありません。しかし、現実においては人それぞれが社会生活に満足しているかと思うと、必ずしもそうではない。恵まれず、大変困っていらっしゃる方もおります。特に、知的障害児知的障害者を介護するご家族であります。一日も早く施策を講じて、解放することを望むものであります。  以上の考えから、次の3点についてお伺いいたしたいと思います。  まず1点目でありますが、本市において知的障害児・者の実態はどうなっているか。  特に在宅介護の方は人数にしてどのぐらいいらっしゃるか。  2点目に、在宅の知的障害児・者へのヘルパーの派遣体制はどうなっているのか。  3点目に、家族の介護者を一日中介護する負担から解放するために、生活支援センターを設置して、昼夜を問わず、あらゆる要望にも対応できるように、24時間体制でサービスを提供するお考えはないか。  3点についてお聞かせを願いたいと思います。  以上をもちまして、私の質問は終わりますが、答弁によりましては自席より再質問をさせていただきたいと思います。 ○議長(安里安明君)  都市計画部長、高嶺晃君。 ◎都市計画部長(高嶺晃君)  公園行政について、二つのご質問がございます。一つは、県の国場川改修工事に伴っての国道507号線沿いの旧河川敷のこの有効活用について。そして、もう一つは、同様に仲井真中学運動場付近からの上流に向けての旧河川敷の施設の整備について。この二つについて、関連しますので、まとめてお答えをしたいと思います。  国場川河川工事によって生じる旧河川敷の跡利用については、事業を実施している沖縄県の南部土木事務所に問い合わせたところ、国道507号線より下流側については、新たに河川敷となる土地の代替地として確保されている以外は、すべて緑地としての整備済みとのことであります。  大城議員からの、この放置状態というのは、おそらく土地の代替地として与えられた部分だけだと思っております。また、仲井真中学校付近の、新たに生じる旧河川敷についても、基本的には緑地として整備していく予定であるとのことであります。  市としましても、大城春吉議員のご指摘にありますように、旧河川敷が地域の方々に親しまれるように、遊具やせせらぎを中心にした親水性のある憩いの広場として整備されるよう、強力に県に要請していきたいと思っております。 ○議長(安里安明君)  建設部長大城清行君。 ◎建設部長大城清行君)  大城春吉議員都市行政について、区画整理事業の今年度予算で、字国場・仲井真・上間地域を調査されたと思うが、これまでの実施状況と今後の具体的な行動計画はどうなっているかというご質問について、お答え申し上げます。  今年度事業で、字国場・仲井真・上間の一部地域の区画整理による市街地整備事業の可能性について検討するための調査を実施しています。  今回の調査は、昭和60年度に当該地区の区画整理実施に向けて実施した成果が、新たな建築物等により当時の現況に大きく変化が生じているため、昭和60年度に実施しました計画を見直す必要があり、現況の補正、測量の修正をし、新たに概算の区画整理設計を行い、減歩率、概算事業量を算定し、事業の可能性について検討するものでございます。  実施状況は、現況測量の修正作業を行っているところであります。今後、その調査結果をもとにして算出した減歩率、概算事業量に基づいて、計画どおり事業化できるかについて、区域居住者、地権者との調整を図っていく考えでございます。  以上でございます。 ○議長(安里安明君)  土木部長、長堂嘉夫君。 ◎土木部長(長堂嘉夫君)  大城春吉議員の国道329号バイパスにおける街灯の設置についてでありますが、その1点目は、すでに街灯が設置されている箇所の点灯についてでございますが、その箇所につきましては、現在、これは南部国道事務所に問い合わせたところによりますと、12月中に配線工事を完了する予定でありまして、完了後は直ちに点灯の計画ということでございます。  また、未設置箇所につきましては、平成9年度以降に年次的に整備をしていく計画となっております。  したがいまして、2点目の街灯の架設につきましては、今のところ国道事務所としては考えてないということで、あくまでも国道の全面開通に合わせて、街灯についても整備をしていきたいということでございます。 ○議長(安里安明君)  教育委員会指導部長、中村照夫君。 ◎教育委員会指導部長(中村照夫君)  大城議員の4番目の社会教育行政についてということで、仲井真中学校区である字国場・仲井真・真地地域への公民館、図書館建設についてのご質問でございますが、(1)と(2)につきまして、順次ご答弁申し上げたいと思います。  まず(1)のほうでございますけれども、平成4年12月の定例議会におきまして、大城春吉議員のご質問で、国場、仲井真、真地地区に公民館、図書館等の整備が必要であるという認識のもとに、整備計画を進めているところでありますが、施設の具体的な整備の仕方について、関係当局と整備のうえ、意向に沿うように努力してまいりたいとの内容での答弁を行ったところでございます。  ところで、教育委員会におきましては、平成5年2月に社会教育施設、これは公民館、図書館等ですが、その整備計画を策定いたしまして、それに基づいて建設計画を進めているところでございます。  本市におきましては、地域の人口や関連施設の配置状況、それから交通の便、学習需要など基本的なことを着眼点としたうえで、小学校を一つの単位とした基礎学習圏と、また人口3万人程度を単位とした中核的学習圏、そして市全域にわたる全市的学習圏を設定し、それぞれに対応した学習拠点施設を整備し、市民のニーズに応えていく考えであります。  仲井真中学校区には、地域生涯学習の拠点となり、さらには新しい地域コミュニティの創造に寄与できる中核的学習圏施設としての図書館、公民館の建設が必要だと考えております。  ご質問の、計画策定のための地域調査につきましては、地域団体からの情報を収集しているところであり、また関係部局との調整については、地域団体の情報等を考慮しながら、取り組んでいきたいということで考えているところでございます。  それから、(2)番目につきましては、ご指摘のとおり平成5年2月の社会教育施設(公民館、図書館等)ということでの整備計画の中で、仲井真中学校区、すなわち上間、仲井真、国場地域をカバーする中核的学習圏施設として、図書館、公民館の建設が必要であるとされたところでございます。  本市におきましては、現在、図書館、公民館の複合施設として、中央図書館、久茂地、それから小禄南、首里、若狭、石嶺の6館が設置され、現在、7館目の繁多川、真地、識名地区の公民館、図書館の建設に取り組んでいるところでございます。  ご質問の仲井真中学校区は、近年、急速に市街化が進み、自治会やPTA等を中心に、新しいまちづくりのためのさまざまな活動が行われている地域でありまして、当該地域に早急に図書館、公民館を建設するための、その住民の意欲の高さに大変敬意を表しているところでもあります。  しかしながら、建設計画には行政全体の合意形成が必要でありますので、今後とも関係部局と調整を進めていきたいということで考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(安里安明君)  福祉部長堀川美智子君。 ◎福祉部長堀川美智子君)  大城議員福祉行政について、お答えいたします。  まず1点目に、知的障害児・者の生活実態、特に介護の実情についてでございますが、本市の知的な障害児・者は、平成8年4月1日現在、18歳未満の児童が345人、18歳以上が888人となっております。児童はほとんどが本市の心身障害児療育センターへの通園、また保育所や幼稚園の障害児保育、もしくは小学校の特殊学級や養護学級に通っております。18歳以上の360人は、市内外の精神薄弱者援護施設に入所あるいは通所をいたしまして、作業療法や生活訓練を受けております。さらに、残りの500人のうちの、障害が軽く就労や家事手伝いなど、生活自立している方は半数足らずでございまして、残り300人が何らかの介護が必要だろうと考えております。  2点目の、ホームヘルパーの派遣でございますが、知的障害身体障害を問わず、在宅であればホームヘルパーを派遣することが可能でございます。現在、15人の専任のヘルパーを、障害児・者のいる56世帯に派遣をしておりまして、そのうち知的障害児・者がいる家庭は4世帯ございます。さらに、次年度はヘルパーの派遣事業委託も実施いたしまして、在宅介護の充実、強化を図る所存でございます。  3点目の、生活支援センターについてでございますが、厚生省が平成8年度から14年までに、概ね30万の市に対しまして2カ所の整備目標で設置をいたしまして、24時間型の在宅介護の相談の拠点であります。  本市といたしましても、平成9年度策定予定の障害者行動計画の中で位置づけてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(安里安明君)  大城春吉君。 ◆大城春吉君   今、各部局の部長からご答弁をいただいたわけなんですが、その努力に感謝いたしたいと思います。  公園行政でございますけれども1番、2番、1項目、2項目該当します。一部所有権者がおられるということなんですが、私はその一帯というのは、今地域の皆さんが、ぜひ誘致したいと、大変熱意に燃えているわけであります。私もそういった地域をパトロールしたりする機会があるんですが、夏場になると本当に雑草が生えて、野宿できるようなそういった箇所が見受けられます。児童生徒、あるいはよからぬもののお集まりになると、そういう点から考えると大変これは問題だと。本当に有効に活用されてないと言われます。地権者もおられるということなんですが、ひとつ状況によっては快く市に協力する方もいらっしゃるかも分かりません。ひとつ時間ありませんが、前向きに、この一帯は大変国場十字路に近いところでありまして、快適な地域住民が生活するにおいて大変よい場所だと考えております。ひとつ検討されていただきたいと思います。  もう一つ、上流のほうなんですが、この一帯も私は、図書館と公民館を併合した形で、大変最適な環境地ではないかなと思っているわけです。そこ、先ほど言いましたように、いろんな公園をし、そして隣に立派な社会教育施設をつくるということを考えますと、今、人口が大変増えているだけに、私はそういった快適空間が、住環境がよいところに人口は集まるだろうと思うんです。それから考えますと、那覇市の抱えている定住問題、これも私は大変貢献するんじゃないかなという気もあるわけなんです。ひとつ抱き合わせにして、最高の場所になると思いますので、ひとつ前向きにご検討願いたいと思います。  その件について、地域の皆さんがことし8月に市長にも要請されていらっしゃいます。そして、教育長にも要請されているわけなんです。そのときに、市長に陳情をされましたときに、このミニ誌に書いてあります。見ておりますと、大変感動をしている。この仲井真中学校、コミュニティの核が必要なのだと私もよく分かりますと。そして、そのことについては教育委員会もそれは認識をしております。そして、用地等の選定は難題でありますから、地域の皆さんも場所探しにご協力していただきたいということをコメントが載っているわけなんですが。そして、市長のその熱意に皆さんは感動し、これはいけるぞということで、今までにない燃え方で今活動を展開しているわけなんです。  そういうことで、ぜひ実現に向けて、地元は大変期待をいたしております。どうでしょうか市長、時間がございませんが、今この地域に大事だということはご認識いただいているわけなんですが、今私が申し上げました、そして必要であるんだという市長の気持ちもお変わりないと思うんですが、その胸のうちをひとつお聞かせ願えませんでしょうか。  その市長の今の状況を考えると、これは大事なことだということで、教育委員会のほうに指示していただければ、これは簡単にできることだと思います。ひとつ大変恐縮でありますが、市長のお考えをお願いいたしたいと思います。  そして、時間がございませんが、知的障害についてもひとつ前向きに取り組んでいただきたいと思います。市長のご意見をお願いいたしまして、私の質問を終わりたいと思います。 ○議長(安里安明君)  親泊康晴市長。 ◎市長(親泊康晴君)  お答えいたします。  ただいま大城議員から、仲井真地区の皆さんが大挙して市役所のほうに陳情に、要請においでになったんですけれども、私はあの地区につきましては、長い間、学校の建設問題からいろいろと地域の皆さんとの合意で、長い間かけました学校も建設をいたしましたんですが、特にあの界隈におきましては、コミュニティを形成する一つの器というものが少ないということも認識をいたしておりますけれども、まずやはり、この器づくりにつきましても、土地が一番必要であるというふうなことで、いろいろ具体的な話もいたしましたけれども、やはり買うということについては、これは大原則でございますけれども、ちょうど小禄支所をつくった場合にも、私は当初、財政の都合上5、6年は賃借をして、その後買収をするという一つのシステムを取ったわけでありますけれども、今の財政事情からいたしまして、いきなり土地とまた上物をつくるというのは、非常に難しい問題でございますので、いろいろ土地取得につきましても手法を凝らしてやれば可能ではなかろうかと、そういうふうな気持ちで申し上げたわけでありますが、やはりニーズはニーズとして、非常に大きく私は認識いたしております。  これからまた教育委員会とも詰めていきたいと思いますので、ご理解のほどお願いいたします。 ◆大城春吉君   どうもありがとうございました。   (「議長、問題じゃないですか、時間かなり過ぎていますよ。きのうは洲鎌議員が憲法問題、自衛隊問題の質疑を時間だと言って切るのに」と言う者あり) ○議長(安里安明君)  きのうとは状況が違います。   (「何で状況が違うの」と言う者あり)  きのうは完全に時間切れでした。きょうは今時間内に答弁に立っておりますから、答弁の分は。
      (「今後こういうことができるんですか」と言う者あり)  時間内に立てば、その答弁を終わるまでの時間はこれはお互いいいのではないですか。   (「いいわけですよね」と言う者あり)  そういうことでひとつご理解いただきたいと思います。   (「可能ですよね。確認をしておかないと後から何か言われたら」と言う者あり)  従来も時間内に答弁に立った場合にはそういうふうにやってきておりますから、そういうふうに理解をしていただきたいと思います。  そういった質問が出ておりますので、答弁時間を配慮されてひとつ質問されるように注意をお願いします。 ○議長(安里安明君)  大浜慶子君。 ◆大浜慶子君   通告書に基づき個人質問を行います。  多くの市民、県民の皆さんの夢を乗せて思い描かれていた都市モノレールの起工式が去る11月26日盛大に行われました。  様々な諸問題を抱え、長い年月を擁してのスタートであります。関係者の皆様のご尽力に敬意を表しつつ、計画が予定どおりに無事故で推移し、平成15年の開業を楽しみに待ちたいと思います。  都市モノレールは定時、定速で運行し、特に朝夕のラッシュアワー時には6分という短い間隔で運行されるとのことですが、これまでの生活のスタイルにも大きな変化が生じることと思います。採算面での不安の声もありますが、本日は次の2点についてお伺いいたします。  1点目にモノレール赤嶺駅は島式駅舎となっておりますが、隣接する県営赤嶺団地や、両サイド交通広場を含めてどのようなデザインがなされているのでしょうか。その特徴をお聞かせください。  2点目に国道331号線をはさんで赤嶺駅に隣接する那覇市伝統工芸館は、空港を起点とする都市モノレールを利用しますと、観光立県沖縄の入口、または出口にも位置します。那覇の伝統工芸の概要が一見して分かる県内唯一の素晴らしい施設であります。  しかし、複雑な道路横断は利用者や見学者に不便をきたしております。駅に隣接する公共施設であります伝統工芸館は各種のイベント等も開催されますし、今後モノレールを利用して多くの人々が訪れることと思いますが、アクセス道路についての計画があればお聞かせください。  続きまして、ごみ問題についてお伺いいたします。  昨年、ポイ捨て防止条例が制定されて1年が経過いたしました。条例制定前と後での街の美化をどのように評価をされているのでしょうか。また、煙草のポイ捨てがかなりひどいように見受けられますが、特定地域に禁煙ゾーンを設置してはどうかと思いますが、当局のご見解をお伺いいたします。  次に生ごみ処理容器の購入奨励金制度についてお伺いいたします。  家庭から出るごみの35ないし40%を占めると言われます生ごみは、ごみを出す市民の皆さんも大変に気をもむとの声をよく耳にいたします。  平成5年6月より市民の皆さんの生ごみ処理容器の購入に対して、奨励金を交付する生ごみ処理容器購入奨励金制度が実施されておりますが、その普及と効果、助成措置費の現状と今後の取り組みについてお伺いいたします。  以上をもちまして質問を終わりますが、ご答弁によりましては、自席より再質問をさせていただきます。 ○議長(安里安明君)  都市計画部長、高嶺晃君。 ◎都市計画部長(高嶺晃君)  モノレール建設について二つの質問がございますけれども、まずモノレール駅は島式駅舎となっておりますが、隣接する県営赤嶺団地や公園広場を含めての特徴についてのご質問にお答えいたします。  沖縄都市モノレールは、全部で15駅がございますけれども、壷川駅ほか4駅、旭橋、真嘉比、古島、汀良、この4駅が相対式の駅舎でありまして、赤嶺駅のほかの9駅、空港、田原、奥武山公園、御成橋、美栄橋、牧志、安里、末吉、儀保については、島式の駅舎であります。  また15駅の中で、主要8駅、赤嶺、田原、壷川、旭橋、御成橋、美栄橋、真嘉比、古島につきましては、交通広場があり、タクシーの乗降場、あるいは駐輪場などを設置して、交通広場のない、他の駅、これは空港、奥武山、牧志、安里、末吉、儀保、汀良については、駅近くにバス停留所を設置して、他の交通機関とモノレールとの結節を図っております。  赤嶺駅の交通広場は、南北二つの交通広場からなっておりまして、それぞれが約2,500㎡の交通広場が確保されております。これらの交通広場は駅舎を中心にして、南北に伸びる歩行者デッキで結ばれるようになっておりまして、赤嶺駅については、南部系統の路線バスをモノレールに結節させる重要な位置づけがあり、南北の二つの交通広場により、それぞれにバスベイ、タクシー乗降、それから一般車両の乗降場、駐輪場を設置する計画になっております。  次に、那覇市の伝統工芸館との利便性のかかわりについての考え方にお答えします。  大浜議員の質問は、赤嶺駅から伝統工芸館へのアクセスはどうなっているかということになっていると思いますが、伝統工芸館へのアクセスに配慮することにつきましては、モノレールの重要喚起策の一つでもあることから、現在、沖縄県において組織されております沖縄都市モノレール沿線開発委員会、これは私も入っておりますけれども、この中にも提起をしてこの利便性を確保するような方向で話を進めていきたいと思っています。 ○議長(安里安明君)  保健衛生部長、野原広太郎君。 ◎保健衛生部長(野原広太郎君)  ごみ問題の中のポイ捨て防止条例施行後の効果等についてお答えいたします。  ご質問のポイ捨て防止条例の効果につきましては、同条例を平成8年1月9日から施行し、その啓発活動として、平成8年6月29日と9月2日の両日に、国際通り会、市民及びクリーン指導員、関係団体の協力を得まして、ポイ捨て防止国際通り一斉調査を行いました。  また、平成8年9月1日には、国際通りを条例第14条に基づく、美化促進重点地域に指定しまして、ポスターやチラシ等による広報活動と、立看板をはじめ、灰皿つきのごみ容器を通りの10カ所のバス停に設置し、地域の美化促進に努めているところであります。  一方、通り会におきましては、ポイ捨て防止条例の趣旨をご理解いただきまして、ごみ容器のごみの改修を率先して行っているところでございます。  このように、ポイ捨て条例を施行したことによって、市民の地域美化活動への意識が高まってきているものと考えております。  例えば、去る10月4日の新聞でも、国際通りがきれいになったとの投書があり、ポイ捨て防止条例の成果が表れつつあるものと考えております。  さらに、条例においては、自動販売機の設置届及び回収容器の設置を義務づけております。それにつきましても、パトロール及び指導を実施したことによりまして、かなり改善が見られ、空き缶の散乱を防止し、まちの美化に寄与しているものと考えております。  次に、タバコのポイ捨てに伴う禁煙ゾーンの設置についてでありますが、本市では、ポイ捨て条例によりまして、市域全体にわたりまして、タバコのポイ捨てを禁止しており、さらに美化促進重点地域においては、罰則を伴う規定を設け、注意を喚起しているところであります。  したがいまして、喫煙者におきましても、歩行中の喫煙を控えるとか、あるいは携帯用吸殻入れをもつように努力してもらいたいと考えております。今後とも、まちの美化促進のため、市民の啓発活動に努めていきたいと考えております。  次に、生ごみ処理容器の普及と、助成措置の現状と今後の取り組みについてお答えいたします。  生ごみ処理容器の普及につきましては、毎年生ごみ処理容器フェアを業界団体であります沖縄県生ごみ処理容器取扱事業者協議会の協力のもとに開催して、市民啓蒙を行っているところであります。  また、市民への助成措置といたしまして、平成5年度より処理容器を購入する際、上限3,000円で販売価格の2分の1の奨励金を補助してきたところでございます。  これまでの実績といたしまして、平成7年度までに件数で約4,000件、金額にして890万円となっており、生ごみの減量化に役立っているものと考えております。  しかながら、現在、市民が購入している生ごみ処理容器は、アパート、マンション住まいの都市型生活スタイルに十分適用できないところもありますので、今後は、新しい家電製品メーカー等の都市型の生ごみ処理容器を購入できるように、助成金を増額する等の方向で関係部局と調整し、さらに市民啓発に力を入れ、生ごみの資源化、減量化に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(安里安明君)  大浜慶子君。 ◆大浜慶子君   ご答弁ありがとうございました。  モノレールの導入の必要性につきましては、先日の起工式で配られたパンフレットの中に、時間の短縮効果や、定時・定速性の確保だとか、あるいは交通渋滞及び交通事故の減少効果、環境保全効果等が挙げられております。  特に沿線開発効果として、駅は交通の要であると同時に、まちづくりの核にもなり、駅を中心とした周辺の整備計画は、近代的かつ豊かなまちづくりを目指すとされておりますが、モノレール赤嶺駅に面する交差点がございますが、地域の皆さんからも信号による進行方向が大変分かりにくくて、よく事故が起きるとの苦情があります。  私の提案ですけれども、これからは高齢化社会に向けていくわけですので、モノレール赤嶺駅から国道331号線を高架で超えて、伝統工芸館に続く動く歩道をつくれば、伝統工芸館の来館者も増大していくんではないかと思います。  先ほど、都計部長の前向きなご答弁をいただきましたが、伝統工芸館の所管であります経済部長も積極的にアクセス道路の改善につきましては取り組んでいただきたいと思いますが、ご決意のほどをお聞かせいただきたいと思います。  次に、ポイ捨て防止条例につきましては、やはり私どもがいつも通勤だとか、あるいは用事ででかけるたんびに車を運転しながら感ずることなんですけれども、路上だとか、あるいはまた走行中の車の中から平気でタバコの吸い殻を捨てていく光景をよく目にいたします。  そのたんびに残念さと無念さを覚えるわけなんですけれども、捨てる場所によっては、やはり火災の原因にもなりかねないと思います。  毎朝、児童生徒の交通指導に頑張っている友人の話によりますと、雨の日など、アスファルトの道路を流れてくるごみの大半はタバコの吸い殻だと言っておりました。  神戸市におきましては、特にタバコの吸い殻のポイ捨てが多いターミナル周辺に全国初の禁煙ゾーンを設置するとのことであります。  本市におきましても、場所によって考慮すべきだと思いまして取り上げさせていただきました。提言にとどめておきたいと思います。  最後に、生ごみ処理容器の購入奨励金の制度についてですけれども、再度お伺いいたします。  2月2日に県内各地から集いました女性の皆さんと、リサイクルセンター、環境センターの見学に行かせていただきました。皆さんの一番の関心は何と言っても生ごみ処理容器でした。皆様の中には容器を購入して、先ほど部長も答弁の中でお話ししておられましたけれども、3,000円が上限と言われております値段で買える容器で購入して、何度かバイオによる生ごみのリサイクルに挑戦をしてみたものの、なかなかうまくいかない。かと言って家電製品は値段が高くて及ばないし、購入できない。やむを得ずごみとして出す以外にないとあきらめていた方が結構中にいらしたんですね。リサイクルセンターですと、展示されている生ごみ処理器に食い入るように視線を向けながら、説明してくださった担当の方のお話を真剣に聞きながら、また1人1人の方々が自分の思っていることを質問している光景に接しまして、便利で効果のよいものになりますと、何と言っても家電製品になるわけですから、それだけの値段が張ると思うんですよね。奨励金の限度額が3,000円ということで、確かに主婦の皆さんにとっては、手も足も出ないというのが現状だと思いますので、やはり奨励金の限度額を本当にもっと料金を上げていただきたい。例えば家電製品が大体見ていますと、一番私たちがこの値段かなと思うのは、やはり5万円ぐらいという値段がついているわけなんですけれども、それ以下のものはありませんでしたので、やはりそのうちの3分の1とか、2分の1とか負担していただきますと、やはり家庭で皆さんが容易に家電製品で生ごみの処理ができるようになるならば大変すばらしいことだと思うんですね。  そういうことで、またそこで出てきました堆肥だとか、あるいは有機肥料のものは、庭のない方たちは植木のみにしか使えないかと思いますが、それをまた再度保健衛生部におきましては、それをまた資源回収という形で、古紙回収と同じような制度にもっていきましたら、本当によりいろんな意味で、もっともっと生ごみ処理の減量に、あるいは資源の改修に大きな効果が出てくると思うんです。そういうことでぜひ部長にもっともっと努力をしていただきたいと思いますし、また企画部長、財政部長にはそこらへんは本当にカバーしていただいて、市内全体はそういうことはいかないかもしれませんけれども、やはりこういう容器というものを買える人しか買えませんので、そこらへんに奨励金の助成額を上げていきますと、買って努力をしてみようという方たちもたくさん出てくると思いますので、ぜひ限度額を上げていただきたい。そう思うんですけれども、もう一度そこらへんのことにつきまして、企画部長からご答弁いただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(安里安明君)  経済部長、崎山嗣松君。 ◎経済部長(崎山嗣松君)  お答えいたします。  都市モノレールが開通いたしますと本市経済はもとより、本県経済にも大きな効果が期待をされておりますことは議員もご承知のとおりだと思いますけれども、特にご質問のございます伝統工芸館へのアクセス等についても、ただいま都計部長からお答えがありましたように、経済部としても都市計画とも一緒になってその効果についても一生懸命取り組んでいきたいと思います。  また、そういたしますと、やっぱり観光客、それから流入するお客さんも増えてまいります。そういうことにつきましても、関係部とも協力して取り組んでまいりたいと思います  以上でございます。 ○議長(安里安明君)  企画部長、真栄里泰山君。 ◎企画部長(真栄里泰山君)  生ごみ処理容器の補助の問題でございますけれども、今までの自然的に生ごみが処理されるようなものと、それから最近は都市型のアパートだとか、マンションだとか、そういう屋内で使えるような機種も開発が進んでおりまして、私もその都度電機の開発のところを見ておりますけれども、大変有効な面があるのではないかというふうに考えております。  そういう意味で保健衛生部長とも相談をして、これからどういうことができるのか。ちょっとその補助のあり方、あるいは補助の対象となる機種等についても検討してみたいというふうに考えております。 ○議長(安里安明君)  大浜慶子君。 ◆大浜慶子君   ご答弁大変ありがとうございました。  各部長さんとも本当に前向きに取り組んでいってくださるということですので、期待をいたしたいと思います。やはり最終処分場の問題、あるいは焼却炉の問題を考えてみましても、あらゆる観点からごみの減量というのを図っていかないといけないと思いますし、一番いろんなごみを含めて、生ごみというのは、やはり水も含んでおりますので、いろんな意味で機械も痛めるかと思います。それを各家庭で本当に処理できるようになっていけば、それだけまた財政面にも、また別の意味でのプラス面が出てくると思いますし、長い目で見ていただきながら、また市民のごみに対するリサイクルの意識の向上を図る上からも、ぜひ積極的に取り組んでいただいて、一日も早く家電製品、より効果のあるアパートとか、団地等で使えるようなものを、ぜひ製品を選定していただきながら推進していただきたい、そういうふうに思います。  経済部長も、都計部長と連携をとりながら、伝統工芸館へのアクセス道路については取り組んでまいるということでございますので、ぜひ積極的に取り組んでいただきたい。私もあの地域に住んでおりまして、いつも伝統工芸館まで自宅から歩いていくにしても、少々坂になっておりますので、私の年代でもきつい部分があります。それからしますと、やはりこれからはモノレール赤嶺駅を中心に、私は伝統工芸館がもっともっと活性化していくんじゃないかという期待を込めながら、どうしても高架橋で動く道路だとか、大変突拍子もないことかもしれませんけれども、でも時代はそういう方向に動いていくと思いますので、それをつくっていただきなから、伝統工芸館の集客にも努めていただきたい。そういうふうにお願い申し上げまして、質問を終わります。  ありがとうございました。 ○議長(安里安明君)  高里良樹君。 ◆高里良樹君   それでは、質問に入る前に、若干の所見を述べさせていただきます。  チチヌハイヤ ウマヌハイと申しまして、歳月は人を待たずと申します。まさにその時期が今の時期じゃないかなと思うわけでございます。そういう中で1年間振り返ってみますと、那覇市にとって様々な出来事があったのではないかと思います。  特に去年の少女暴行事件から単を発しまして、そして去年の県民大会、そして県民投票と、とにかく基地問題一色でことしもスタートしたわけでございます。  その影響でもちまして、全国的にも、そして世界的にも、やはり沖縄に米軍基地がいかに問題を抱えているのかということを大きくピーアールをしたのではないかと思っております。  そういうことを考えて見ますと、これまで基地問題というのは、革新の一つの専売特許みたいな形で、この基地問題が取り組まれたような感じがいたしておりましたが、しかし、今回のわれわれの抗議によりまして、保守系もこうして一生懸命やっているんだなということがまた理解をされたのではないかと思っております。  そういうことで、今後は保守革新、基地問題に対しては目的は一緒でございます。しかし、方法論はおのおの違うことが多々あろうかと思います。そういう中で今後の基地問題に対しましては、保守革新、どっちが早く基地を撤去するのかということが、これからわれわれが頑張る時期になろうかと思いますので、またわれわれ保守系としても力いっぱい頑張ってまいりたいと思います。  そしてもう一つ、また忘れているのがありました。  今回11月に行われました那覇市長選挙におきまして、首里汀良町を代表して、今回4選に出馬をいたしまして、見事に、もう最大の大差をつけて当選を果たしました親泊市長、汀良町の後輩としてお喜びを申し上げます。ぜひこれからまた4選、琉球王朝の気品高い、首里ンチュの汀良町の出身でありますので、ぜひこれからまた首里の問題に対しましても、また積極的に取り組んでいただきたいことをご希望申し上げまして、発言通告書に基づきまして質問をいたします。   (「市長は泊ンチュよ」と言う者あり)  現住所がやはり出身地でありますので。生まれたのが泊であっても、お住まいは30年以上も住んでおりますので、まさに首里ンチュになっておりますので。  それでは質問いたします。  都市モノレール問題についてでありますが、モノレールは今から二十数年前、1972年の第1次振興開発計画で話が持ち上がりまして、それが実行することに決定いたしたわけでございます。  目的といたしまして戦後、自動車の増加は世界的な風潮でありまして、道路の整備がいろいろと改善なされてきましたが、それに追い着けぬままに、朝夕の出勤時は交通渋滞のため、バス、タクシーの機能を十分に発揮することができず、幹線道路においてはバス専用レーンを設置して、一般車両の交通を規制をするなどの状況の中で、市民生活においても、経済情勢においても大変な不便を与えているのが現状でありまました。
     また、自動車から排出される CO2は、都市公害のさも大きな要因の一つであり、また増え続ける自動車の使用する燃料の消費量も実におびただしい。有資源で、しかも国内で生産されず、もっぱら輸入に頼っている、石油の節減に関しても大きな役割を果たすものだと思料されております。  また、沖縄自動車道の整備と平行いたしまして、他交通機関との連結を十分に行うことによって、都市モノレールの開通の意義があるものだと思うわけでございます。  そこで、当局に質問をいたしますが、第1点目、都市モノレール沿線及び駅周辺の地域開発はどうなっているか、お伺いをいたします。  次に第2点目といたしまして、都市モノレール開通に応じて、那覇市の経済情勢の活性化に向けた当局の取り組みはどうなっているのかお伺いいたします。  次に3点目といたしまして、都市モノレールと他交通機関との連結はどういう形で進められているかお伺いいたします。  次の質問でありますが、平成7年2月に、福祉行政の中で大変大きな目玉でありました那覇市総合福祉センターが開設をいたしました。総合福祉センターは、地域における福祉活動推進の中心的役割を担う社会福祉協議会と、本市に事務所が散在している各福祉団体の事務所を集め、当該団体等の機能の充実強化を図るとともに、ボランティアの育成を図るため、社会福祉センターと母子寡婦活動の拠点としての老人憩いの家、児童館の機能を併設している、子どもからお年寄り、障害者から健常者までのすべての市民が利用し、交流、世代間交流・地域交流・障害者と健常者との交流を行う場とし、地域福祉活動の拠点となる施設として建設をいたしております。そこで、質問をいたしますが、この施設も開設以来2年近くになるわけでありますけれども、この総合福祉センターのこれまでの活用状況はどういう形で進められてきたか、お伺いをいたします。  次に、専用バスもいろいろと導入されているようであります。専用バスもどのような形で利用されているのかお尋ねいたします。  次に、沖縄県と言えば長寿県として全国的にも有名であります。そういう中で、ただ、長寿を全うしたというだけでは、あまりにもちょっと物足りない感じもいたすわけでございます。そういう中で、やはりお年寄りの皆様方に夢と希望を与える意味で、特にまたいろいろまわるにしても運転免許ももたず、そして自動車ももたないのがお年寄りの方々でございますので、どうかこのあたりを、夢を与え、いろんな生きがいを与える意味で、路線バスの無料化はできないものか、お尋ねをいたします。  以上、質問をいたしまして、あとは自席より再質問いたします。 ○議長(安里安明君)  都市計画部長、高嶺晃君。 ◎都市計画部長(高嶺晃君)  モノレール沿線及び駅周辺の地域開発はどうなっているかということについて、お答えをいたします。  都市モノレール沿線及び駅周辺の地域開発につきましては、これまでに実施あるいは進行中であるものとしまして、小禄金城地区の土地区画整理事業、それから壺川地区、真嘉比古島の第1、第2地区、それから再開発事業としてはパレットくもじのようなものがございますし、また小禄のほうでの高良具志の組合施行等も推進をしてまいりました。  現在、計画中あるいはその事業の実施のさなかに向かっているものとしましては、この駅周辺における牧志安里地区の再開発事業等もございますけれども、このことにつきましては今後、積極的に事業を進めていく方向で取り組みたいと思っております。  また、駅周辺やルート沿線における沿線開発は、那覇市のまちづくりを進めるうえで、またモノレールの利用客を安定的に確保して、モノレール株式会社の健全な運営を図るという点でも重要な事項でありますので、市としてもその面について真剣に取り組んでいく必要があると思っています。  また、モノレール沿線の開発につきましては、現在、学識経験者、関係業界、それから行政関係者で構成する沖縄都市モノレール沿線地域開発委員会が設置されておりますので、その中でも十分な検討を行い、開発計画を策定していきたいと考えております。  次に、都市モノレールと他交通機関との連結はどうなっているかというご質問でございますが、モノレール駅の15駅の中でも、主要8駅、赤嶺、田原、壺川、旭橋、御成橋、美栄橋、真嘉比、古島には、利用客の利便を図る観点から、交通広場を計画しております。そのうち糸満方面からの交通結節点である赤嶺駅と、本島中南部からの交通結節点である真嘉比駅につきましては、バス、タクシー、自家用車等の乗降場と、自転車置場等を配置した総合的な交通広場を計画しております。また、田原、壺川、旭橋、御成橋、美栄橋、古島の各駅につきましては、バス停留所の設置やタクシーの乗降場、自転車置場等を配置した交通広場を計画しております。  なお、空港駅につきましては、動く歩道を設置して、利用客の利便を図りたいと思っております。交通広場の計画のないその他の駅、奥武山あるいは牧志、安里、末吉、儀保、汀良につきましても、近くにバス停留所を設置して、利用客の利便を図り、誘客に努めていきたいと思っております。 ○議長(安里安明君)  経済部長、崎山嗣松君。 ◎経済部長(崎山嗣松君)  交通行政及び経済行政のご質問の2点目について、お答えをいたします。  西暦2003年の都市モノレール開通を期に、本市を中心とした都市圏の交通体系が改善されるに伴って、新たな経済の動きも期待されていることは議員もご承知のことだと思っております。  都市モノレールの開通が本市経済全般にもたらす効果を考えますと、何にも増して本県における本市経済の中心性及び機能性を高めていくことは確実だろうと思っております。特に、今日の高度情報化社会にあっては、本市の既存産業の関連性が向上することはもとより、新たな産業の土壌が生まれることも十分考えられております。  このような新たな経済環境を形成していくためには、まず第一に、本市への流入増が見込まれる。また、多くの県民や観光客に対し、魅力ある都市空間、なかんずく利便性とアメニティに富んだ商業空間を整備していくことが重要でございます。その際、モノレールの利用率を高め、併せて中心商店街等への人の流れを誘導する目的から、駅及び駅周辺の整備はなくてはならない事業でありますが、それと並行して、既存商業ゾーンの魅力と機能を向上させるため、商業開発や商業基盤整備が不可欠であると考えております。  その他の分野においても、モノレール開通の有利性を生かす意味で、市街地全体が高度な情報集積の場となり、近年の国際都市形成構想の動きを先取りできるような産業基盤整備を努めていきたいと思っております。  なお、モノレールを契機としたこのような経済の活性化の方向性は、空港、港湾等の既存インフラとの機能連帯はもとより、市内と市外のアクセスを円滑にする駐車場の整備など、ハード面の都市施設整備を一体となって行う必要があります。今後、経済振興の立場から、これらの分野とも積極的に連携をしていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(安里安明君)  福祉部長堀川美智子君。 ◎福祉部長堀川美智子君)  高里議員の福祉行政について、お答えいたします。  まず初めに、総合福祉センターでございますが、事務所機能を有する社会福祉センターと母子センター、及び児童館、憩いの家、ボランティア室等を配置した複合施設でございまして、平成7年4月オープンして以来、地域の方々やボランティアの皆さん、多くの市民に利活用をされております。  ちなみに、開設以来、去る11月までの利用者につきましては、児童館については5万6,000人、老人憩いの家につきましては2万3,000人、ボランティア室等については1万8,000人、大会議室につきましては1万3,000人で、合計11万1,000人余の市民が施設を利用しております。また、そのほかにも障害者のための日常的な機能訓練もやっておりまして、緊急避難のためのスロープ等も活用をされております。  また、平成8年11月現在におきましては、すでに昨年度の利用実績を上回っている状況にありますので、地域に開かれた施設として、本市の福祉行政に大いに貢献しているものと思慮しております。  当福祉センターをさらに有効利用していただくために、これまで日曜日に閉館いたしておりましたボランティア室につきましても、設置の趣旨からも開館ができるよう、現在検討しております。さらに、1人でも多くの市民の利用をいただくために、市民への広報についても、現在検討いたしております。  2番目に、専用バスの活用についてでございますが、管理運用につきましては、社会福祉協議会において、マイクロバスに関する管理運営要綱を制定いたしまして、その要綱に基づきまして運用いたしております。  その要綱によりますと、マイクロバスは社会福祉事業の推進と使用対象者団体の地域福祉活動等に寄与することを目的といたしまして、社会福祉協議会の正会員の諸行事のための使用目的となっておりますが、必要と認める場合に限りまして、賛助会員の諸行事にも使用させることとなっております。  ちなみに、平成8年11月現在の活用状況につきましては、地域住民及び自治会等の活用が全体の30.8%、老人クラブ関係の福祉団体が18.3%、幼児の情操教育、健全育成を図るための保育園等の利用が13.3%、本市の児童委員、民生委員、その他福祉団体の活用が12.5%、それから社会福祉協議会については5%程度でございまして、マイクロバスもやはり地域住民及び福祉団体に大いに活用されているものと認識しております。  3番目に、路線バスの老人無料化についてでございますが、高齢者が積極的に社会参加をし、また生き生きとした生活を送っていくためには、移動とまた交通に対する利便を図っていくことは必要なことだと認識しております。  先進都市においては、高齢者に敬老の意を表するとともに、生きがいに満ちた生活を送っていただくために、路線バスの老人無料化を導入している事例もございます。  導入の必要性につきましては認識しておりますが、実施につきましてはバス会社等との関係機関との調整や、また、一段と厳しくなりました財源的な問題もございますので、今後研究課題とさせていただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(安里安明君)  高里良樹君。 ◆高里良樹君   まず、モノレール建設について、いろいろ答弁をいただきました。  これまでいろんな形でモノレール事業は取り組まれてきたわりには、今の部長の答弁をお聞きしますと、思っていますとか、これからいろいろと進めていく考えでありますとか、とにかく思うということが今の時期ではたしてふさわしいのかなということが、私は大変疑問に思ったものでございます。  と申し上げますのも、モノレール事業がちょうど第1次振興開発計画で決定を進めてきたのがもう二十数年前でございます。そしてこれから用地買収も、もう直ちに進めてまいりまして、もうほぼモノレールができるものだという確定的な行政上の流れはあったと思うわけでございます。そういう中で、やはり那覇市全体のこの都市計画を考えた場合に、このモノレールの路線の拠点というのは、それに応じた一つの都市計画というのは決められるべきじゃなかったかなと思うわけでございます。  ですから、そういうことからいたしまして、今の部長のこの答弁は、ただこういう自転車置場を置くように考えておりますとか、そして、どこどことの交通機関の連結をさせていきたいとか、まだそういう「思ってます」の私は段階ではないんじゃないかなと思うわけでございます。やはり今の時期、もうすでにモノレールは着工し、もうスタートをしているわけでございます。  そこで私がなぜ、このあたりを大変疑問に思うかと申しますと、第1点目に、財政上の問題もこれからいろんな面で関わってくるんじゃないかなと思うわけでございます。  これはどういうことかと申しますと、例えば皆さん方が今から、特にこの推進事業といいましたか、委員会、審議会が発足しました。それでも、これでもし例えば2年後、3年後にこの周辺の駅周辺とかに、いろんなこういう公共施設であり、あるいはまた第3セクターで行うそういう施設等が計画された場合、例えば、今の時期ですべて決定をされているのと、それが過ぎ去った後、2~3年も時間をおいて、これを決定し、じゃあその地域を調査した場合に、もうすでに新しい建物が建っていたり、また地域に応じてはいろんな通り会とかで、新たな考えをもって、いろいろ事業を進めてきたりとなった場合には、また新たな私はやっぱり補助が必要になってくるんじゃないかなということが大変考えられるわけでございます。  私も、何度かその周辺の方々にいろいろ質問を受けております。儀保十字路近くに駅ができるといろいろ聞いているけれども、どういう形でその周辺は整備されるのかなと。実はもう自分も家が老朽化し、もうそろそろ建て替えようとしているけれども、大体そのあたりの周辺の、やっぱり整備のあり方が見えてはじめて自分も建てたいということで、いろんな相談を受けているわけでございます。ですから、私も、いやいろいろ都市計画のほう行ってもなかなかそのあたりのそのモノレール事業に関わった計画というのはあまり具体的に出てませんねと申し上げたら、じゃあナーチュクラヒーという感じで、そのあたりまで地主というのは、いろいろモノレール事業に対しては気になさっているわけでございます。ですからこれが1年、2年、3年、4年と延びるに従って、やはり私は那覇市の財政の負担分というのは、どんどんふくらむ一方じゃないかなと思うわけでございます。  ですから、そのあたり、ぜひ、市長は県とタイアップをいたしまして、今後県知事、那覇市長が中心になって、このモノレール事業は進めていくわけでありますので、そのあたりぜひ財政に関わる問題でありますので、ひとつ市長の見解もお聞きいたしたいと思います。  それから、老人の路線バスの無料化でありますけれども、それがもう大変とにかく老人の皆さん方に生きがいを与えていくために、大きな役割を果たすものだということは皆さん方も認識なさっているということをお聞きいたしました。そこで、具体的な話になりますけれども、今、那覇市がこの各バス会社に対しまして、補償金として40億をめどに、平成7年度に基金から県が12億3,000万円、そして那覇市も12億3,000万円のバス事業活性化資金貸付金として、無利子で貸し付けをいたしております。そういう結局補助をしている中で、やはり那覇市が補助をして、やっぱり無料化をさせていくというのも私は、お互い並行して考えられる問題じゃないかなと思うわけでございます。例えば、ラッシュアワーの時期であれば、もちろんこの時期は外してもいいです。お年寄りにはラッシュアワーの時間帯の制限というのはないはずですから、そのラッシュアワーを抜いた例えば昼間の時間帯とか、あるいはラッシュアワーを避けたその後の夜の時間帯とか、そういう時間帯に那覇市が補助をしていただいて、老人の皆さん方に無料でそのバスを運用させて、そしていろんなところで自由にいろいろ乗ってもらうと。そういうことで、やっぱりそれぐらいの補助金を出しているわけですから、私はこれと並行していろいろ考えられるんじゃないかなと。それはバス会社にとっても、やはり那覇市がそれだけの補助をしてくれるということに対しては、大変私はバス会社にとっても、やはりいいことじゃないかと思うわけでありますので、まずそのあたりも市長含めて、市長の最後の見解をお聞きいたしたいと思います。お願いいたします。 ○議長(安里安明君)  親泊康晴市長。 ◎市長(親泊康晴君)  高里議員の、都市モノレール沿線の問題に関連いたしまして、いろいろとすでにもう決着をもいたしておりますし、沿線のいわゆる開発計画がもうすでになされているんじゃなかろうかというふうなことでございますけれども、先ほど大まかな話につきましては都市計画部長のほうからご答弁がありましたけれども、特にこの都市モノレールの沿線の開発というのは、非常に重要な問題でございまして、ご承知のように、モノレールの導入の発想といたしましては、沖縄に、また沖縄の中でも那覇市の交通渋滞が非常にひどいと。こういうふうな車社会に依存いたしますと、いわゆる市民生活はもとより、沖縄県全体の経済にも大きな影響を与えるんだというふうなことで、いわゆる定時・定速性と、それに併せまして利便性というのを配慮して導入をしたのでございます。  そこで、今度は導入した後は、今二十数年来問題になっていたというのは、いわゆる利用人口等の問題でありまして、はたして会社そのものが維持できるかどうかというふうなことで、今まで大きく議論されたわけでございます。  こういうふうなことで、当面は、私はもちろん当初のモノレール導入の基本的な考え方は当然でございますけれども、私が常に申し上げたいのは、本当にモノレールを着工して、これから2003年からいわゆる稼働になりますけれども、われわれ10年以降いわゆる黒字に転向するということでありますが、もっともっと早めに黒字転向の方向で努力しなければいかんということで、私は大田知事にもいつもお会いするたびごとに、本市のこの導入にあたっての始動時期にどういうふうな形で具体的に運用をするかということを常に話しているのであります。  そういうふうなことで、これはこれからの市民はもちろん、県民の足として定時定速を確保いたしまして、また駅前の広場を中心として開発をして、そこに大きなイベントと、あるいはコミュニケーションをもつところの施設をつくるということが大きな問題でございますけれども、こういった問題はまだまだ緒についたばかりで、都市計画部長としてはより具体性のあるお話はなかったんですけれども、これから県とも調整をいたしまして、また地域の皆さんの意向も私は大事ではなかろうかというふうに考えておりますので、これは第1目標といたしましては、どうしても成功させなければならないというのが私のこのモノレールに対する考え方でございます。  そういうふうなことで、成功するということは、私は自動的にこの駅前を中心とした開発も成功するんではなかろうかと思います。そういったことで、知事と、また地域住民の方々の意向もしん酌をいたしまして、ぜひできるだけ早い機会に沿線開発の具体的な計画をいたしたいと、こういうふうに考えます。 ○議長(安里安明君)  上原善吉君。 ◆上原善吉君   質問通告書に従いまして個人質問と提言を行いますが、その前に、4期連続当選されました親泊市長の栄誉について、一言お祝いの言葉と所見を申し上げたいと思います。  このたびの那覇市長選挙におきまして、投票率が史上最低と言われながらも、5万2,616票の得票で当選されましたことは、親泊市長の3期12年間の実績が評価された結果であり、第27代市長として就任されました親泊市長に心から歓迎とお喜びを申し上げます。  さて、親泊市長の4期目の政策遂行につきましては、親泊市政の総決算になろうかと思いますが、思い切って施策を、すなわち心の豊かさ重視の政策を打ち出していただきたいと思います。  総理府が11月23日に発表されました「国民生活に関する世論調査」によりますと、今後の生活について心の豊かさに重きを置きたいと考える人々が6割に上り、過去最高の水準を記録したと発表されております。  物と心は双方ともに大事なことではありますが、そのときの事情によって、物と心の重要視の尺度が異なってくると思います。  私の父は戦時中、米軍の弾丸の雨の中で、食料確保のために避難濠の近くにイモ畑があるにもかかわらず、「よそのものを取ってはいかん」と、わざわざ自分の遠い畑にイモ掘りに行き、これを繰り返すうちに米軍の砲弾の破片によって尊い命を失っております。  母の言い分では「イクサユードゥヤル ヌーガ シミムドゥスル」ということで、よそのイモでも構わない、あとで返せばよい、危険だからと、何回となくとめたが、父は聞かなかったと話しておりました。  戦場では心は通用しません。終戦直後の一時期においては、米軍の軍需物資を盗み出すことを戦果と称して一般から認められた時代もありました。  敗戦の混乱期の戦果時代から、人々はだんだんと正業に戻り、池田内閣の誕生によって所得倍増政策が打ち出され、日本は急速に経済発展を遂げ、社会資本の充実によって道路の整備、教育施設、体育施設、福祉施設、公園の整備など、さらにその他の公共事業等による社会資本の整備として国・県は80%以上達成されているものと私は思っております。  戦前の裸足時代から考えますと、夢のようであり、今世紀に生まれたことに感謝せねばと思うこのごろでございます。  さて、世論調査でも明らかのように、人々は心の重視を求めています。物は十分に充ち足りている証であると私は思うのであります。  親泊市長の任期は21世紀にまたがるので、世紀の節目に、物より心、歴史に残るような心の施策を講じていただきたいと思います。  次に、旧小禄村、首里市、真和志村時代の戦後の議長の写真の掲示についてであります。市の庁議室には歴代市長の写真と那覇市合併前の旧小禄村長、首里市長、真和志村長の写真が掲示されております。  議長室隣の応接室には歴代議長の写真が掲示されておりますが、戦後の旧小禄村会議長、首里市会議長、真和志村会議長の写真もあわせて掲示すべきであると思います。  執行部と議会は常に車の両輪のごとしとよく言われておりますが、まさにそのとおりだと思います。  那覇市への合併促進当時の議会の役割など、那覇市議会の歴史を後世に伝えるためにも掲示すべきだと思いますが、議長をしてお取り計らいをよろしくお願いいたしまして質問に入りたいと思います。  第1点目について、那覇市政功労者表彰条例施行規則の改正についてでありますが、那覇市制施行73周年記念式典において、市民福祉及び市政の発展に貢献したとして市政功労者に次の議員が表彰されております。  市政功労者、現役議員1名、前議員赤嶺宗一、元議員真栄城嘉園となっております。  施行規則第2条の改正について、総務部長から現職議員の表彰の見直しについて、ご検討していただきたい旨、平成7年11月6日付けで、各会派殿となっております。  その理由といたしましては、平成3年度から毎年市政功労者表彰審査委員会において、委員から「現職議員については表彰から除くべきである」との意見があるようでございます。市長、助役、収入役同様、退職後に表彰すべきであると考えております。  次に、議員は年齢60歳以上を対象とする制度は廃止すべきであると思います。  元議員、真栄城嘉園氏については、昭和40年7月20日から昭和55年5月20日まで15年間在任しておりますが、年齢が60歳に満たないために、引退後14年も経過し、忘れられたころになっての表彰であります。片や現役で12年で表彰されております。どうみても尋常とは思えませんので、年齢制限は撤廃し、議員は引退後に年齢と関係なく表彰すべきと思いますが、当局のお考えをお聞かせください。  第2点目に、任期満了によって勇退される議員に対し、市長から在任中の労をねぎらう意味から、贈賞の実施についてお伺いいたします。  勇退議員は、4年ごとの周期でまわってくる一つの流れでありますが、私が議員になってから勇退して議場を去る先輩議員の後ろ姿を3周期にわたり、その場面を見て感じたことを思い起こすのでありますが、第3の人生に出発する先輩議員に激励の意味も含めて在任中の労をねぎらい、卒業証書に匹敵するようなものを市長から授与していただき、議会に関係する市職員と共々に螢の光を合唱して議場から送り出す制度を、平成9年度6月議会から実施できますよう当局と議長をして取り計らっていただきたい。いずれ若い現職の皆さんもその時期がまわってくるものであります。  さらに、次回の選挙に出馬される議員に対しても、全議員の当選を祈念する意味から、バンザイ三唱をして散会することも合わせて実施できますよう重ねてお伺いいたします。  第3点目でございますが、泉崎橋の改修工事についてお伺いいたします。  泉崎橋の歩道のつけ根に段差があって、それを補修するようにと要望したことがありますが、最近になってきれいに補修され、見違えるようになり、歩行者が安心して通れるようになりました。  ところが、58号線に直進する車線が、2車線しかなく、信号灯の左折の指示があっても進行できないのが実情であります。そこで橋の上の歩道は橋の両わきに鉄骨による歩道橋を新設し、橋の上は前幅員車道にして、現在3線になっているのを5車線に増やし58号線に出る車両を直進と右折、左折の3線にし、入りは2車線にして直進と川沿いに左折線を取れば、泉崎橋付近の渋滞は緩和されるものと思っております。平成9年度予算で改修するよう要請いたしますが、どのようなお考えか、お伺いいたします。  第4点目は、第16代那覇市長瀬長亀次郎氏の胸像の建立について提言いたします。  沖縄は太平洋戦争によって米軍に占領され、日本は無条件降伏によって、沖縄県は米軍の統治下に置かれることになりました。  敗戦国民はみじめなもので、米軍の植民地政策によって苛酷な要求を突きつけられても、ものも言えないその時代に、瀬長亀次郎氏はアメリカ軍政府の政策に抗して戦ってきた姿を思い起こすのであります。終戦50年たった今でも脳裏から離れないものがあります。  昭和25年ごろのことでありますが、国際無蓋劇場において、警察官の横暴を取り上げた大演説会が行われ、これによって警官の横暴もなくなり、飲食業界に明るさをもたらしていただきました。  さらに、1950年にシーツ陸軍少将軍政府長官に直接会談し、知事の公選、地方議員の公選を訴え、軍用地料の支払を要求、さらに立法院議員の選挙、立合い演説会においては当時タブー視された祖国復帰を唱え、米軍は沖縄の土地をただで使っている、軍用地料を払え、水もただで飲んでいる、水代も払え、空気代も払え。かつて日本軍が満州を統治したころでも軍用地料を払っていた、米軍は国際法に違反していると訴え続けてこられました。占領軍は瀬長亀次郎氏の口を封じるために、亀次郎のあら探しが始まり、出入管理令違反者をかくまったとして、懲役2カ年を宣告され、1954年に服役しております。
     ちょうどそのころだと思いますが、故比嘉主席が「今、私をやめさせることは猛獣を野に放すがごとし」と報道されたことがありましたが、比嘉主席では政治運動の盛り上がりを阻止し得ないとみなされ、米軍から辞任に追い込む策があったのではないかと思われるのであります。  瀬長亀次郎氏が刑を終えて出獄したのが1956年4月でありますが、その年の10月に比嘉主席は急死しております。その後任として当間市長なら亀次郎の政治運動を抑えることができると踏んだのであろう米軍は、当間市長を琉球政府行政主席に任命したのであります。  さて、那覇市長選挙の結果は、アメリカ軍の好まざる瀬長亀次郎氏が当選し、米軍を愕然とさせました。しかしながら、議会からは不信任案が提出され、これが通過したため、瀬長市長は議会解散を命じ、再び選挙が行われましたが、市長派の勝利で2度目の不信任案は出せないことになりました。  ところが、米軍は合法的に瀬長市長を追放しようと試みたが、市長選挙には失敗、再度の市議会議員選挙にも大敗した。腹に据えかねた米軍は今度は布令を改正して再度の不信任決議は過半数の出席で決議できると改正、那覇市議会は16対10で強行採決して第16代那覇市長瀬長亀次郎さんは追放されたのであります。  瀬長市長の在任が、1957年1月5日から同年11月25日までで11カ月余りの短い期間ではありましたが、米軍の弾圧からくぐり抜け市長に当選し、議会からは不信任を突きつけられながらも、これを跳ね返し、泉崎橋、久茂地橋、中之橋などを架橋し、泊ポートターミナルを完成させております。  さて、ここで瀬長市長の在任中のエピソードなどに触れてみたいと思います。  久茂地川にかかる橋は全部で九つかかっておりますが、そのうちの八つの橋は平らになっておりますが、泉崎橋だけは太鼓橋になっております。市道の橋として直接、軍用道路の1号線にかかる橋は泉崎橋だけであります。1号線は道幅が広く、当時は高層ビルもなく、車の交通量も今の10分の1ぐらいで、非常に広く感じられた道路でありました。  またその時代は、国際情勢が緊迫した時期で、いつ戦争が起きても不思議ではない時代でもありました。もし、戦争が起きたなら、1号線は戦闘機の離発着に使用される恐れがあるので、太鼓橋にし、橋の欄干も高くして、米軍の戦闘行動を阻止するために大鼓橋の構造になったとの巷の声で語り継がれたいわれのある橋でもあります。ゆえに橋の呼び方も亀次郎橋の異名で呼ばれた時期もありました。  さて、瀬長亀次郎元那覇市長は、米国占領軍支配に抗して、アメリカ植民地支配下の圧制から、100万県民の利益と権利を守り、祖国復帰と基地撤去のために4分の1世紀の間、戦い続け、沖縄県民に勇気と活力を与えた大政治家であります。  中国の●小平は、かつて「白い猫でも、黒い猫でもネズミをとるのが猫である」と言われました。また中国と日本の友好の架け橋の条約を締結した田中元首相が被告の身になっているにもかかわらず、「中国では最初に井戸を掘った人」を大事にする慣わしがあると、中国を代表して田中邸を訪問されております。  私たち沖縄県民も、沖縄の政治運動の基礎を掘り起こした瀬長亀次郎氏を大事にして、いわれのある泉崎橋を改修し、復帰25周年の記念事業の一端と結びつけ、第16代那覇市長瀬長亀次郎氏の胸像を橋のたもとに建立し、米軍基地が沖縄にある限り、亀次郎の胸像が米軍を睨みつけることになると思います。そこで胸像建立資金の調達については、一般市民から1人当たり1,000円の募金を募り、多くの市民の参加を求めるためにも、当局をして胸像建立委員会を発足させ、泉崎橋の改修工事と併せて平成9年度には早々と除幕式ができますよう提言いたします。急なことでありますので、答弁は結構でございます。  なお、この提言については一党一派に片寄ったものではなく、沖縄の歴史を振り返り、その人物の功績を公正・正当に評価したうえで取り上げましたが、純真な気持ちからの提言であることを申し添え、病床にあられる瀬長元市長のご回復をご祈念いたしまして質問を終わります。 ○議長(安里安明君)  親泊康晴市長。 ◎市長(親泊康晴君)  上原善吉議員の任期満了によって勇退する議員に対する贈賞ということでご答弁を申し上げたいと思います。  確かに勇退をされる議員の方々に対しまして、在職中の労をねぎらって表彰したらどうかということでございますけれども、市民の信任を受けて選ばれた議員の方々の任期、在期中の様々な苦労を思いますときに、勇退の際には、上原議員ご指摘のように、同じく本当に心から敬意を表したい気持ちには変わりはございません。  ただ、これは市長が表彰することにつきましては、また議会の皆さんの意思も尊重しなければいけませんので、議会の意見を聞きながら、私の結論を出したいと思っております。 ○議長(安里安明君)  総務部長、玉城宏道君。 ◎総務部長(玉城宏道君)  現職議員の表彰の見直しについてお答えをいたします。  市政功労者は表彰審査委員会の答申を受けて、市長が決定する仕組みになっておりますが、率直に申し上げまして、これまでの審査委員会においては、議員の現職表彰見直しについて度々論議となっておりました。  このような論議に対応するためには、特に対象となる議員の皆さんの意見を聞く必要性があることから、昨年11月に各派あてに現職の表彰見直し、すなわち表彰条例施行規則の改正について文章で意見を聞いてきたところでございます。  しかしながら、すべての会派の考えを集約するに至ってはおりませんので、再度ご意見をお聞きしながら当局としての結論を出すため、早めにまとめていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(安里安明君)  土木部長、長堂嘉夫君。 ◎土木部長(長堂嘉夫君)  上原善吉議員の泉崎橋の改修についてお答えいたします。  泉崎橋の歩道部分を改修して、車線数を増やし、交通渋滞の緩和に対応されたらどうかというご質問でありますけれども、現在、泉崎橋は車道幅員が11.5mで3車線になっております。市役所方向から、国道58号に向けてが直進と右折の2車線、それから逆の方向が1車線となっていますけれども、11.15mの幅員があれば、58号向けについては3車線は確保が可能でありますので、那覇警察署とも調整の上、その方向で対応を考えていきたいと思っております。 ○議長(安里安明君)  上原善吉君。 ◆上原善吉君   泉崎橋については、予算もそんなに高くもかからないし、即着工していただきたいことを申し添えまして、私の質問を終わりたいと思います。  どうもありがとうございました。 ○議長(安里安明君)  昼食のため休憩いたします。            (午後12時   休憩)            ───────────            (午後1時12分 再開) ○議長(安里安明君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  宮城宜子君。 ◆宮城宜子君   私は、先ほどの上原善吉議員の瀬長亀次郎さんのお話に、大変感動いたしました。瀬長亀次郎さんとともに歩む日本共産党の一員として、誇りに思っております。  それでは、発言通告のとおり個人質問を行います。初めに、メンタルヘルス事業について、伺います。  いじめや生活指導に苦慮する教職員などの心の健康をサポートするため、臨床心理士によるメンタルヘルス相談事業が1995年度から行われています。このメンタルヘルス相談事業の一環として、教員の悩みの実態を具体的に把握し、よりよく働けるための援助方法を探る資料とするための、那覇市内の幼稚園、小学校、中学校の全教員を対象に、調査が行われています。その内容は、学習指導上の悩み、家庭内での悩み、生徒指導上、学級経営上の悩み、職場における人間関係の悩み、職務分担、公務上の悩み、個人的な悩みに分け、調査が行われています。  調査の結果によれば、63人がこの6項目での深刻な悩みの状況であることが判明し、中学校教諭を中心に、教員の心の健康を目指した温かい対応が望まれるとのことです。  悩みのない人はいません。人間はだれでも何らかの悩みはもっております。この悩みがたくさんある、深刻な状態では子どもたちにも多大な影響を与えます。健やかな子どもの育成は、教師の安定した精神状態での対応が、心身の健全な育成と人格の形成に大きく影響することは言うまでもありません。  本来ならば、メンタルヘルス相談事業がなくてもよい教育行政環境であるべきですが、現実は新幹線授業と言われるほどのスピードでカリキュラムをこなさなくてはなりません。カリキュラムをこなすのに精一杯で、相談をしたくてもみんな忙しいものだから、相談もしにくい、悩んでしまうとのことです。ストレスもたまって、自律神経がおかしくなり、健康管理の面からも心配されます。先生方が心身ともに豊かな精神で子どもたちと向き合い、子どもたちの悩みもきっちりと受け止めることのできる教育環境でなくてはなりませんが、そうなっていないところに、このメンタルヘルス事業の必要性があるのではないでしょうか。メンタル相談事業がなくてもよい教育環境になることを願うものです。  この事業の推進のためにも、学校現場からの要請のときだけでなく、定期的に巡回をして、相談ができるようにすべきではないでしょうか、お尋ねいたします。  次に、真和志・那覇給食センター利用の学校でのトレーについて伺います。  単独調理場で設置されている殺菌・保管のできる保管庫を、各学校に設置することはできないかでございます。  真和志・那覇給食センターから、給食を受けている学校でのトレー使用について、9月2日付けで教育委員会からの文書で、トレーを使うなとあったため、机の上でそのまま食事をさせているが、かえって不衛生的であるとの声が寄せられております。O-157集団食中毒に対する衛生管理の面から使わせないようにされたと思いますが、かえって心配されるのではないでしょうか。配膳された給食を一つ一つ机に運ばなくてはなりませんので、準備に時間がかかり、食事をする時間が短くなることも心配です。  トレー給食の利点は、配膳が容易で給食時間が効率的に活用できることです。見栄えがよくなること、また教室を出て校庭などで給食ができるなどの利点があります。学校独自でトレーを利用している学校もあります。このような学校では、児童生徒が教室の手洗い場でこのトレーを洗い、教室の棚で食器カゴに入れての管理をしております。衛生上の問題も指摘されております。だからといって、トレーを使ってはいけませんでは、教育的ではありません。  学校給食は食事を通して児童生徒の心身の健全な発達を図り、豊かな人間性を育む場として重要であると言われております。センターへの洗浄・殺菌・保管庫が、施設の拡張など、財政的にも大変なことは承知しております。しかし、子どもたちの教育は待ったなしです。  そこで、提案も含めてですが、単独調理場で設置されている殺菌・保管のできる保管庫を、真和志・那覇給食センターを利用している学校に設置することはできないでしょうか。見解を伺います。  次に、与儀公園近隣への地域福祉関係施設の設置について。民生委員・児童委員協議会から要望書が出されています。那覇の中央部にあたる与儀公園近隣に、地域福祉関係の施設がない。生きがいと健康づくりのための施設や、地域活動の拠点となるような多目的複合施設の設置を要望しています。  真和志第4民生委員・児童委員協議会では、地域福祉活動推進のために、1992年度から地域福祉を考えるとのテーマで、ミニシンポジウムを開いたり、役員会などで話し合いを重ねる中で、与儀公園で何もすることがなく1日を過ごしておられる方々、また、施設を利用することもなく、家庭で過ごされる方々の生きがいと健康づくりのため、拠点となる福祉センターの要請の必要性があるのではないか。そのために、その地域に住んでいる高齢者に対して、センターの有無、その他高齢者の生活の実態調査をしております。  調査の結果、老人福祉センターの利用状況では、老人福祉センターを利用しているのはわずか5.1%で、92.3%の人は利用してないと答えています。  老人福祉センターを利用しない理由に、41.3%の方々が、センターが遠くて不便と答えられ、地域にどんな施設があればいいと思いますかの問いに、健康増進センター、くつろいだり話のできる施設、趣味や学習のできる施設となり、地域福祉の拠点として、与儀地域への福祉センターの設置の重要性を訴えております。  私も、9月議会で質問をしてまいりましたが、その後の市の対応はどうなっていますか。県の工業試験場跡地も含めて、建設場所を検討してはどうかと思いますが、お伺いいたします。  以上で質問を終わりますが、答弁によりましては、時間の許す限り自席より再質問を行います。 ○議長(安里安明君)  教育委員会指導部長、中村照夫君。 ◎教育委員会指導部長(中村照夫君)  それでは、宮城議員の1番目の教育行政についての(1)と(2)について、ご答弁申し上げたいと思います。  まず、(1)のいじめ等に関しての教員のメンタルヘルス事業についてということでございますけれども、全国的に教職員の心の健康への関心が高まりまして、そのメンタルヘルスの事業が重要視されてきているところであります。  那覇市におきましては、この動きを受けまして、平成7年度より教職員のためのメンタルヘルス相談事業がスタートいたしました。平成7年度は電話での相談、それから直接教育研究所へ来所しての相談、それから学校を訪問しての相談等、多様な対応ができるように取り組んできました。  また、本事業を効率的に推進するために、市内の34の幼稚園、そして34の小学校、17の中学校全学校を訪問いたしまして、広報パンフを作成配布して、本事業の趣旨の説明を行い、理解を深めるとともに、また15人の先生方の相談を行ってまいりました。  本年度も、全幼稚園、小学校、中学校を訪問したところでございます。さらに、本年度は6校においてメンタルヘルスに関する講話も実施いたしました。その結果、メンタルヘルス事業が各学校でも次第に理解され、相談件数も前年度の15人から65人と増えてきております。  ご指摘のとおり、今後も学校現場からの要請だけでなく、定期的に巡回いたしまして、その相談の強化を図っていきたいと考えてございます。  このようなパンフで、全学校に配っているということもつけ加えておきます。  それから、(2)のほうにつきまして、給食に関するトレーの件でございますが、学校給食におけるトレー、いわゆるお膳の導入につきましては、衛生的で見栄えもよく、配膳が容易であり、また給食時間が効率的に活用できることから、全学校に導入する方針でありますが、真和志学校給食センター所管の学校(小学校2校と中学校6校)及び那覇学校給食センター所管の学校(小学校4校、中学校4校)こちらでは、両給食センター施設の都合によりまして、トレー洗浄機等の準備がなされていないことから、トレーによる給食は実施されておりません。  しかしながら、一部の学校ではトレーによる給食の利便性から、独自でトレーを利用している学校もありましたが、衛生管理上の問題があることから、学校独自で管理しているトレーの使用につきましては、両給食センターにトレー洗浄機が設置するまでの間、トレーの使用をやめるようにということで通知したところでございます。  なお、その間に宮城議員のご提案のように、単独調理場で設置されている保管庫を学校に設置する方策等もありますが、その場合、衛生管理からは単に消毒保管庫の設置のみならず、トレー洗浄機及び人員配置等も必要とすることになりますので、経費の面からは両給食センターでトレー洗浄機を導入し、整備された調理場で徹底した衛生管理を行うことが重要だと考えております。  真和志学校給食センター及び那覇学校給食センターにおけるトレーの導入につきましては、懸案事項として引き続き実施計画で位置づけて、導入を図っていくように努力したいと考えておりますので、ご理解のほどをお願い申し上げたいと思います。  以上でございます。 ○議長(安里安明君)  福祉部長堀川美智子君。 ◎福祉部長堀川美智子君)  宮城議員の福祉行政について、与儀公園近隣の福祉施設設置について、お答えいたします。  ご質問の件でございますが、与儀公園の近隣には沖縄県が予定をいたしております工業試験場、建設技術センター並びに土地改良会館、社会福祉法人等の施設用地がございます。市域の狭隘な本市といたしましては、市中心部にこのような県有地があることから、沖縄県からの情報収集に努めてまいりましたが、当該用地につきましては、将来的には各施設の移転後、第一義的に、包括的に沖縄県が地域にマッチした跡地利用を図っていきたいとのことでございます。  地域福祉施策推進の立場から、先月の19日に要請書が出されております皆様の要望に対しまして、地域福祉関係施設含めて、あるいはまた沖縄県の計画に対しての要望をどうしていくのか、本市といたしましての方向性について、検討をしてまいりたいと考えておりますが、今しばらく時間をいただきたいと思います。また、今後とも議員のご指導、ご協力もよろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 ○議長(安里安明君)  宮城宜子君。 ◆宮城宜子君   ご答弁ありがとうございました。  メンタルヘルス事業ですけれども、これからも定期的に巡回をして進めていきたいというご答弁だったと思っておりますので、ぜひ学校現場で、先生方が本当に気軽に相談ができるように、この事業の推進のためにも頑張っていただきたいと思います。  それから、2番目のトレーの件なんですけれども、各学校に設置されている殺菌・保管ができる保管庫を設置するには、洗浄機も必要、人も必要というようなことだったと思いますけれども、現場の先生方のお話をお伺いいたしますと、給食後の指導として、トレーを生徒たちに洗わせるということの指導はできるというようなことも聞いておりますので、洗浄の部分については解決していくんじゃないかなということも考えられます。そして、今本当に、トレーがなくて、こちらでも言っておりますけれども、すぐ机の上に置いて食べさせているものですから、本当に衛生的にもよくないと。そして、運ぶときも、結局トレーがないものですから、お椀を一つずつ運ばないといけないんですけれども、この指を突っ込んでしまうと。かえって危険でもあるし、こぼしたりもする。  そういったこともあるものですから、どうしてもトレーは必要だということもお聞きしておりますので、もし各学校に本当に設置が無理でしたら、真和志給食センター、それから那覇給食センター、できるだけ早くこの洗浄機を設置していただきまして、トレー給食ができるようにしていただきたいと思いますけれども、そのへんもう一度ご答弁お願いいたします。 ○議長(安里安明君)  教育委員会指導部長、中村照夫君。 ◎教育委員会指導部長(中村照夫君)  宮城議員のご指摘につきましても、担当のほうで今単独校が入れているところと、いろいろ経費的にも試算をさせてみましたら、やはり経費的には学校数が多いものですから、随分増えるということでありまして、その効率的な面からも、その両調理場にやっていきますと、そこで学校で洗いますのは、手洗いで水でやっていきますから、やはり完全にきれいに乾燥することもできなくて、翌日までにはまた少しずつ水がたまっていたりして、そこいらも衛生上、先日のO-157との関わりもありまして、気になるところがありましたので、中断しているわけですが。ただいまのご指摘も伺いながら、また何とか両校が少しでも早く洗浄機ができて、大変衛生的なトレーの活用ができるようなところへの努力を続けていきたいということで、ご答弁させていただきます。 ○議長(安里安明君)  宮城宜子君。 ◆宮城宜子君   ありがとうございます。ぜひ子どもたちに本当に行き届いた教育という立場から、トレー給食が1日も早く実現されるように努力をしていただきたいと思います。
     それから、3点目の地域の方々からの要請であります総合的な福祉施設の設置についてなんですけれども、この真和志第4民協といいますのは、旧真和志地域の壺屋とか、それから与儀、古波蔵一帯を担当しておりますが、この地域に調査をしているときに、いろいろな意見がございまして、確かに老人福祉センターが、識名老人福祉センター、壺川老人福祉センターがありますけれども、この真和志ガソリンタンク跡地、あの一帯にはそういった施設がない。そして、お年寄りの皆さんにとっては遠いというようなことで、なかなかそういった施設も利用されてないようでございます。ですから、ガソリンタンク跡地への老人憩いの家もつくってほしいというような要望も出されておりますので、そういった観点からして、ぜひ地域の方々の福祉の充実のためにも、総合的に考えていただいて、県との話し合いの中でも、やはり地域の方々の声が生かされるように、那覇市としてもうんと働きかけていただきたいということを要望いたしまして、質問を終わらせていただきたいと思います。  ありがとうございました。 ○議長(安里安明君)  大浜安史君。 ◆大浜安史君   私は、発言通告書に従い、個人質問をいたします。  その前に、所感を述べたいと思います。  太陽と海とジョガーの祭典'96、国内最大規模の第12回NAHAマラソンが去る1日に開かれ、国内外の2万人近いランナーたちが42.195㎞を完走を目指し、風速12mの北風が吹き、気温最高16.9度の寒風の中で、完走者1万2,887人、率にして70.4%の好成績のNAHAマラソンでありました。沿道からのボランティアの声援に支えられ、完走したランナーたちや、ゴールを目の前にして涙をのむ人、途中制限時間に間に合わずリタイアした人など、感動のドラマであり、私も参加した1人でありました。  私が気になったのは、給水所から出る紙コップやスポンジのことでありました。その後、関係者に聞きましたら、スポンジはサトウキビのバカスを利用してできた再生スポンジであり、数にして12万個、紙コップは12万個を準備しているとのことでした。その数の多いことには驚きました。使用されたスポンジ、紙コップは、最終ランナーが過ぎた後、給水所の近くにいるボランティアの皆さんに手伝っていただき、回収してごみに出しているそうです。そのごみを再利用できれば幸いだなと思いました。  寒風の中、役員スタッフとして頑張ってこられた親泊市長はじめ関係者の方々、ボランティアで参加された市民の皆様に対して、この場を借りて感謝申し上げます。  では、質問に入ります。保健衛生行政について。一つ、最終処分場の延命化を図るため、市民の協力によって5分別収集をスタートしているが、リサイクルプラザにおいての資源ごみはうまく活用されているのか、伺います。  社会経済活動は大量生産、大量消費、大量廃棄となり、高度化するにつれ、廃棄物の質の多様化、最終処分場の残余容量のひっ迫等が生じております。これらに伴い、資源回収から廃棄に至る各段階での環境への負荷が高まっていることを踏まえ、社会を持続可能なものにする、経済社会システムにおける物質の循環を促進し、環境への負荷を低減する必要があります。特に昭和60年代以降、廃棄物の排出量は急増し始めるとともに、国民生活の快適環境の確保、さらに地球環境保全といった視点も重視されることになりました。このため、平成3年には廃棄物処理法を改定し、廃棄物の処理に再生が含まれることが示されるとともに、同時に再生資源利用促進法が平成5年には省エネリサイクル製法制定が行われました。さらに、平成7年には新たに容器包装リサイクル法が制定されるなど、ごみ処理対策はリサイクル型社会への転換に向け、新たな局面に入ってきております。  本市の中間処理場のリサイクルプラザから出る資源ごみのリサイクルの活用は順調にいっているのか、お伺いいたします。  次に、2. 廃棄プラスチック類油化還元装置の導入について、伺います。  私は、この件については平成5年12月、平成6年3月と12月に、取り上げてまいりました。12月の定例議会での答弁では廃棄プラスチック油化還元装置の導入につきましては、本市の最優先課題の解決と三つの問題点の状況を見ながら、今後の検討課題とさせていただきたいと思いますとのご答弁でありましたが、以来2年計画しておりますが、どうなっておりますか、伺います。  次に土木行政について伺います。県道153号線の道路の拡幅について、ことし6月の定例議会で取り上げましたが、都市計画部長は、当事業を実施するには、都市計画決定が必要であるから、沖縄県において道路幅員及び道路構造など都市計画決定に必要な予備調査を現在実施し、関係機関との調整がまとまり次第、住民説明会を得て都市計画決定を行い、早期実用化に向けて努力をしていきたいと思っておりますとのご答弁をいただきましたが、その後の進展はどうなっておりますかお伺いいたします。  次に、下水道行政について首里鳥堀の地内の下水道については、平成7年9月定例議会で取り上げました。そのときの土木部長のご答弁は、ご指摘の鳥堀地内につきましては、現在、下水道整備に向けて調査中でありますが、当地域は私道が多うございまして、下水道敷設については、地権者の承諾が得られ、整備状況が整い次第整備したいと考えております。とのご答弁がありましたが、その後の進捗状況はどうなっているかお伺いいたします。  以上で個人質問を終わりますが、答弁によりましては、自席より再質問いたします。 ○議長(安里安明君)  保健衛生部長、野原広太郎君。 ◎保健衛生部長(野原広太郎君)  保健衛生行政についてお答えいたします。  まず、ご質問のリサイクル状況についてでございますが、ご承知のように平成7年5月29日から始まりましたごみの5種類分別も1年半を経過しまして、これに伴いリサイクルプラザも資源ごみの再利用と、ごみの減量化を図ってまいりました。  この間、クリーン指導員や地域自治会、市民の積極的なご協力と関心の高まりによりまして、ごみの資源化、減量化等が大きな成果を上げております。家庭ごみの平成6年度と7年度を比べてみますと、総量4,466t、5.3%の減量となっております。また、リサイクルプラザでの資源化されたのが、4,692t、5.9%になっておりまして、合計で9,158t、10.9%がごみ減量されたことになります。この成果につきまして、リサイクルプラザで資源化されたごみは、紙類で3,174t、鉄類で972t、アルミ類で91t、ガラス類で386t、布類で69t、合計4,692tとなっており、これらの売却益が904万円となっております。  次に、売却先でございますが、紙類は沖縄県再生資源協同組合、金属、布類は沖縄リサイクル事業組合と契約しまして資源化しております。  また、使い捨てビンの資源化でございますが、去る11月28日から加工業者でありますクリーンアイランド社に413tを搬出いたしました。  また、リサイクルプラザの啓発事業については、施設見学等でプラザに訪れた婦人会や自治会などに研修室において施設概要の説明だけではなく、那覇市のごみの現状やリサイクルされた資源の行方、あるいは森林保護や大気汚染などの環境保全の問題等、地球にやさしいライフスタイルの変革を目的とした研修会をビデオやパネル等を活用して行っております。  さらに、市民が自主的かつ積極的にリサイクルプラザでの活動を行える事業を展開するために、さまざまなリサイクル活動を実践しております市民を中心に、リサイクルプラザ運営委員会を組織し、その委員会の中で具体的な啓発事業を推進しております。  例えば、パソコンを活用した不要品バンクの開設や、廃油からの石鹸づくり講座、牛乳パックからのハガキづくり講座、ボロ布を再生する裂き織り講座の開設等々、市民参加型の啓発事業を展開しているところでございます。  次に、廃棄プラスチック油化還元装置の導入についてお答えいたします。  ごみの中でも、プラスチック類は家庭ごみの十数%を占め、その取り扱いがごみ処理の大きな課題となっております。  また、廃プラスチックを資源として有効利用することが、地球環境保全の観点からも重要視され、廃プラスチックの熱分解など科学的な処理により、油化することが研究開発されております。その油化技術につきましては、東京都の立川市や、埼玉県の桶川市などの各地において、一般廃棄物プラスチックも対象にした油化実証プラントが建設、あるいは運転中の段階であり、実用化プラントまでには時間を要する状況がございます。  一方、本市におけるプラスチックの処理に関しましては、平成7年度5月に制定されました容器包装にかかる分別収集及び再商品化の促進に関する法律、いわゆる容器包装リサイクル法に基づく、分別収集といたしまして、平成10年度からペットボトルを収集し、資源化していく考えであります。  また、トレーなど、その他の廃プラスチックの処理につきましては、新焼却炉建設計画の中で、焼却による発電など、エネルギーの有効利用の検討、あるいは平成10年度から実施される容器包装リサイクル法に基づく分析、分別収集し、資源化する等々が考えられます。  したがいまして、議員ご提案の油化還元装置の導入につきましては、廃プラスチックの再資源化や省資源化の推進からしますと、貴重な提案と理解いたしておりますが、本市における導入は難しい状況にありますので、ご理解をいただきたいと存じます。 ○議長(安里安明君)  都市計画部長、高嶺晃君。 ◎都市計画部長(高嶺晃君)  県道153号線の道路の拡幅について、今年の6月の定例議会で取り上げたが、その後の状況はどうなっているのかというご質問にお答えいたします。  県道153号線につきましては、バス路線にもかかわらず狭隘で歩道もない状況であることから、安全性の確保と交通渋滞の緩和を図るため、拡幅整備が急がれる道路であり、現在都市計画決定に向けて精力的に作業を進めているところであります。  都市計画決定に向けての現在の状況につきましては、去る11月22日と25日の両日に住民説明会を開催し、合意の形成に向けて取り組んでおります。  今後は、関係機関との調整を踏まえ、平成9年度には都市計画決定ができるよう手続きを進めているところであります。  なお、事業の実施につきましては、予定どおり都市計画決定がなされれば県としては、できるだけ早い時期に工事に着手したいとのことであります。 ○議長(安里安明君)  土木部長、長堂嘉夫君。 ◎土木部長(長堂嘉夫君)  首里鳥堀地内の下水道整備についてでございますけれども、鳥堀地区におきましては、市道、鳥堀石嶺線における下水道幹線が平成7年度に完了したことに伴いまして、現在2カ所で工事を実施しているところでございます。当該地域は比較的、私道が多いところでございまして、下水道管の敷設につきましては、地権者の協力がぜひとも必要な地域でございます。今後とも地権者の承諾を得て、整備に努めていきたいと考えております。 ○議長(安里安明君)  大浜安史君。 ◆大浜安史君   当局のご答弁大変ありがとうございました。  保健衛生部長のほうから資源ごみの取り組みで焼く紙、鉄、アルミ、ガラス、古着のリサイクルで金額にして904万円という非常に軽減と同時にこれが一つの還元になっているということで、資源ごみのさらなる推進を進めていただきたいと思います。  ただ、2点目の廃棄物プラスチックの件でありますけれども、現在は5種類分別の中では、燃やさないごみということで、言うならば最終処分場で処分されているということでありますけれども、先ほどの答弁の中では、ペットボトルも再利用したいということでありますので、その点で非常に素晴らしいことだなと思います。  確かに、ごみ問題というのは、2年前におきましては、古紙業者に対して助成しなさいとか、いろいろ取り組んだんですけれども、その時点では、循環型の廃棄施設がないということで県の福州サミットの県から動きだして、それから紙のほうが芽出しが見えたということですね。その上でカレット、先ほどのお話にもありましたが、カレットを粉じんにして、兵庫県に送ってリサイクルするということで、一つ一つごみの問題が足元を固める形で開いてきているなという気はしますけれども、私としましては、油化還元装置につきましては、先ほど答弁の中では、東京の立川市のほうでは、実験プラントが入っているということで、包装容器リサイクル法の制定に伴い、そういう形が進められているということでありますが、市としても、今後の展開になりますけれども、将来的なことになりますが、単独事業で厳しいということでは前の答弁でもいただいておりますし、補助事業もついてないということで、この包装容器リサイクル法が平成、明年スタートしますけれども、その後、また14年には全国一斉に入っていくという流れがあると聞いております。  と同時に、推進する立場でご存じかと思いますけれども、包装容器の流れの中で、国としても、第5次5年計画ということで、リサイクルの社会への転換推進教育ということでリサイクル55というのがありますけれども、ただ非常に興味のあるところでは、この中で従来は7次計画では、2兆8,300億円あったんですけれども、今後第8次ということで約5兆500億円、1.78倍伸び率ということで厚生省のほうからのものでありますけれども、こういった事業も展開されてまいりますので、しっかりと廃棄プラスチックとか、包装容器、今後大きな問題となってまいりますので、力を入れて攻めていただきたいと思いますけれども、それに対してもう一度ご答弁のほどお願いしたいと思います。  それから、県道153号線の件ですけれども、年度内には都市決定したいということで、地域説明会入っているということもありますので、予定通り年度内に決定できるようお願いしたいと思います。  ただ、地域の地元の方からこういう説明がありますということで、具体的な内容の計画を知りたいということであったんですね。なぜかと言いますと沿線上に言うならばお店をやっている方なんですね、経営していて。そういう中で「すぐ立ち退きですか」と。「子どもも小さいしどうしたらいいですか」と、非常に心配な声がありまして「分かりました」ということで、一応その件は確認してみたいと。やはり経営している方は深刻な問題で、これを全部関わりまして撤去移動と、本人の家であればいいのですが、借家でありますので、そういったことで具体的な年度内の決定と、早くとも何年ごろにはできるとか、そういう具体的なものが出てくると、私としても幸いだなと思っております。  ただ、予定通り都市計画決定して進むよう要望をしておきたいと思います。  それと下水道整備の件でありますけれども、鳥堀地内ということで2カ所のほうで行われているということがありましたが、地権者との承諾を得て、随時やっていきたいということがありましたので、確かに下水道整備というのは地権者の承諾なければ、施行されません。実際一部入っているということは知っておりますけれども、早急なる整備をお願いしたいと思います。  では、保健衛生部長よろしくお願いいたします。 ○議長(安里安明君)  保健衛生部長、野原広太郎君。 ◎保健衛生部長(野原広太郎君)  資源ごみの回収、あるいは資源化につきましては、那覇市はリサイクル法前にすでにやりまして、先行してきまして、残りは今言う廃プラスチックとトレーが残っているのみです。したがいまして、廃プラスチックにつきましては、10年から当然これは回収します。そして資源化していくと。トレーは12年からやるという計画でございますが、ご承知のようにリサイクル法は、まず市民は分別する役割、行政は収集する役割。収集されたごみを今度は資源化するのは事業者の役割と。  要するにトレーなど、あるいはプラスチックを製造した業者の役割と。それぞれの役割が分担されてきているわけでございます。  したがいまして、仮に廃プラスチックにしましても、10年からやりますと、これは業者が引き取るのは当然義務になります。あえて行政が油化還元装置をつくる必要はないんじゃないかというのが一つですね。それとトレーも同じなんです。それからしました場合には、今後は油化還元装置は那覇市としては必要ないと。それよりも何よりもやっぱり新しい炉をつくらなければならないというのが那覇市の一番大きなごみ行政の課題でございますので、われわれはそこに重点的にやっていきたいと。  ただし資源ごみ回収につきましても、きちっと全資源はやっぱりごみに返るのが理想ですので、今後とも鋭意努力していきたいというふうに考えております。 ○議長(安里安明君)  大浜安史君。 ◆大浜安史君   保健衛生部長どうもありがとうございます。  今の廃棄プラに関しては導入はできないということでありましたけれども、これは確かに安来市のほうで、民間のほうでそれを導入して取り組んだと、その安来市においては最終処分場が約それによって90%が軽減されたという全国の注目をあびております。また、自治労月報の中にも紹介されているのはご存じかと思います。そういった具体的な実績もありますので、これは民間ということであればまたいろいろごみ関係の業者もありますし、いろんな団体もあります。そういう中で、また南部広域全体の中で取り組んで、ごみ問題、環境問題は行政と地域と市民の協力がなければできませんので、また新たな推進役となってまいりますので、十分検討委員会の中でもやりながら、いろいろ廃棄物のごみ焼却炉の問題とか、大きな課題も残っているかと思います。  また、最終処分場も平成15年には次の候補地もやらなければいけないという大きな財源問題も絡んでくると思いますけれども、大事な行政でありますので、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。  最後に、もしよろしければ、市長のほうで所見を伺いまして私の個人質問を終わります。  ごみ行政の件に関してもっと平成3年をごみ元年と捉えてスタートしてありますけれども、そういった意味においてそれに対する市長のご所見をいただきまして私の個人質問を終わりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(安里安明君)  親泊康晴市長。 ◎市長(親泊康晴君)  いろいろごみ問題につきまして、大浜議員素晴らしい提案もございましたし、また主管部長から非常に専門的な立場で現状のごみ問題に対する考え方も述べましたけれども、私はちょうど平成3年にごみ元年というふうなことで位置づけまして、そのときも主管部に予算に対する要求を全面的に対応するようにというふうな指示を流したぐらい、私はこれから将来にわたりまして、ごみ問題というものは、単なるごみ問題だけではなくて、いわゆる自然環境の問題まで含んで論ずべきだということを常に考えております。  そういう意味で、またこれからいろいろと新しいアイディア、新しい問題提起もなされますので、常に先を越してこの問題に取り組みたいと思います。 ○議長(安里安明君)  休憩いたします。            (午後2時6分 休憩)            ───────────            (午後2時42分 再開) ○議長(安里安明君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  本日付け新会派の結成届け出があり、それに伴い議会運営委員会の委員の4人から同委員会委員を辞任したい旨の願い出があり、委員会条例第14条の規定により、辞任を許可いたしましたので報告いたします。  ただいま報告いたしました議会運営委員会委員の辞任に伴う欠員4人を補充するための選任についておはかりいたします。  本件については、この際、日程に追加し、直ちに議題とすることにご異議ありませんか。       (「異議なし」と言う者あり) ○議長(安里安明君)  ご異議なしと認めます。  よって、本件を日程に追加し、直ちに議題といたします。  議会運営委員会委員の選任についてを議題といたします。 ○議長(安里安明君)  おはかりいたします。  議会運営委員会委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、亀島賢優君、高里良樹君、久高将光君及び安里仁愛君を指名したいと思います。 ○議長(安里安明君)  これにご異議ありませんか。
          (「異議なし」と言う者あり) ○議長(安里安明君)  ご異議なしと認めます。  よって、議会運営委員会委員に亀島賢優君、高里良樹君、久高将光君及び安里仁愛君を選任することに決しました。 ○議長(安里安明君)  時間を延長いたします。 ○議長(安里安明君)  議会運営委員会開会のため休憩いたします。            (午後2時42分 休憩)            ───────────            (午後6時45分 再開) ○議長(安里安明君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 ○議長(安里安明君)  この際、諸般の報告を行います。  ただいま議会運営委員長から、委員長の当選報告書が提出されておりますので、その氏名を報告いたします。  議会運営委員長、亀島賢優君。  以上のとおりであります。 ○議長(安里安明君)  次に、亀島賢優君、崎山嗣幸君から、意見書案第10号、米軍機の爆弾投棄に対する意見書及び決議案第5号、米軍機の爆弾投棄に対する抗議決議案が提出されましたので、お手元に配布しておきました。 ○議長(安里安明君)  おはかりいたします。  本件については、この際日程に追加し、直ちに議題とすることにご異議ありませんか。       (「異議なし」と言う者あり) ○議長(安里安明君)  ご異議なしと認めます。 ○議長(安里安明君)  よって、本件を日程に追加し、直ちに議題といたします。  意見書案第10号、米軍機の爆弾投棄に対する意見書及び決議案第5号、米軍機の爆弾投棄に対する抗議決議を議題といたします。  提案者の説明を求めます。議会運営委員長、亀島賢優君。 ◆亀島賢優君   ただいま議題となりました意見書案第10号、米軍機の爆弾投棄に対する意見書及び決議案第5号、米軍機の爆弾投棄に対する抗議決議について、提案理由を申し上げます。  去る10日、米海兵隊岩国基地第121海兵戦闘攻撃中隊所属のFA18Dホーネット戦闘攻撃機が、沖縄近海で訓練を終えた後、那覇空港の西約10㎞の海上に、450㎏爆弾を投棄していたことが明らかになり、漁業、船舶関係者をはじめ、市民・県民を恐怖と不安に陥れております。  このような大きな事件が、県民の生活の場とも言える沖縄近海で発生したにもかかわらず、第11管区海上保安本部が航行警報を出したのは、10日から丸一日以上たった11日午後になってからであり、もし、その間に漁船、フェリー等の船舶が、その海域を航行していたならば、大参事が起きていた可能性は極めて高いことから、県民の生命を無視した非人道的な今回の米軍の行為は、断じて容認することはできないのであります。  以上のことを踏まえ、議会運営委員会で協議した結果、米軍当局に対し、厳重に抗議するとともに、原因の徹底究明、事件の再発防止を強く要請する必要があるとの意見の一致を見ましたので、ここに本案を提出した次第であります。  それでは、案文を朗読いたします。  米軍機の爆弾投棄に対する意見書。  12月10日、那覇空港沖合に米軍の450㎏爆弾が投下されたという報道がなされ、市民・県民を恐怖に陥れている。今回の事件は、米海兵隊岩国基地所属FA18Dホーネット戦闘攻撃機が、訓練を終えて帰任途中、投下訓練に失敗した爆弾を那覇空港の沖合約10㎞の海上に投棄したものであるが、米軍への提供水域外での県民の生命を無視した米軍の無謀な行為に対し、県民の怒りは頂点に達している。  現場海域は、那覇港に出入りする県民の足となっているカーフェリーや遊漁船の日常的な航路であり、市民・県民の命を脅かす行為は断じて容認できるものではない。  付近に船舶がないことを確認し、陸地から離れていることなどのマニュアルに従い投棄したと米軍は弁明しているが、同近海は航路のみならず、良好な漁場として、タチウオ漁、カジキ漁、カツオ漁の一本釣りが行われており、生活の場として多くの県民が使用している場所である。  一歩間違うと大惨事を招きかねない戦場さながらの今回の行為は、基地沖縄の実態を想起させ、空・陸のみならず、海上の危険性を知らされ、しかも、このように重大な事件が2日後に明らかにされたことはまことに遺憾である。  よって、本市議会は県民・市民の生命と財産を守る立場から、今回の米軍爆撃機の爆弾投棄事件に対して厳重に抗議するとともに、原因の徹底究明、事件の再発防止を強く要請するものである。  以上、地方自治法第99条第2項の規定により、意見書を提出する。  平成8年、1996年12月12日。那覇市議会。  なお、あて先は内閣総理大臣、外務大臣、防衛庁長官、沖縄開発庁長官、防衛施設庁長官、那覇防衛施設局長となっております。  なお、那覇防衛施設局長に対しては、各会派代表、議会運営委員会正副委員長及び正副議長で、同意見書を手交いたしたいと思います。  次に、決議案について申し上げます。  米軍機の爆弾投棄に対する抗議決議。  12月10日、那覇空港沖合に米軍の450㎏爆弾が投下されたという報道がなされ、市民・県民を恐怖に陥れている。今回の事件は、米海兵隊岩国基地所属FA18Dホーネット戦闘攻撃機が訓練を終えて帰任途中、投下訓練に失敗した爆弾を那覇空港の沖合約10㎞の海上に投棄したものであるが、米軍への提供水域外での県民の生命を無視した米軍の無謀な行為に対し、県民の怒りは頂点に達している。  現場海域は、那覇港に出入りする県民の足となっているカーフェリーや遊漁船の日常的な航路であり、市民・県民の命を脅かす行為は断じて容認できるものではない。  付近に船舶がないことを確認し、陸地から離れていることなどのマニュアルに従い投棄したと米軍は弁明しているが、同近海は航路のみならず、良好な漁場として、タチウオ漁、カジキ漁、カツオ漁の一本釣りが行われており、生活の場として多くの県民が使用している場所である。  一歩間違うと大惨事を招きかねない戦場さながらの今回の行為は、基地沖縄の実態を想起させ、空・陸のみならず、海上の危険性を知らされ、しかも、このように重大な事件が2日後に明らかにされたことはまことに遺憾である。  よって、本市議会は県民・市民の生命と財産を守る立場から、今回の米軍攻撃機の爆弾投棄事件に対して、厳重に抗議するとともに、原因の徹底究明、事件の再発防止を強く要請するものである。  以上、決議する。  平成8年(1996年)12月12日。那覇市議会。  なお、あて先は駐日米国大使、沖縄米国総領事、在日米軍司令官、在日米軍沖縄地域調整官となっております。  なお、沖縄米国総領事に対しましては、各会派代表者、議会運営委員会正副委員長及び正副議長で、同決議書を手交いたしたいと思います。  議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(安里安明君)  これより質疑に入ります。 ○議長(安里安明君)  (「なし」と言う者あり) ○議長(安里安明君)  これにて質疑を終結いたします。  休憩いたします。            (午後6時53分 休憩)            ───────────            (午後6時54分 再開) ○議長(安里安明君)  再開いたします。 ○議長(安里安明君)  これより討論に入ります。       (「異議なし」と言う者あり) ○議長(安里安明君)  これにて討論を終結いたします。 ○議長(安里安明君)  これより採決を行います。  意見書案第10号、米軍機の爆弾投棄に対する意見書は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。       (「異議なし」と言う者あり) ○議長(安里安明君)  ご異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(安里安明君)  決議案第5号、米軍機の爆弾投棄に対する抗議決議は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。       (「異議なし」と言う者あり) ○議長(安里安明君)  ご異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(安里安明君)  以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。  明日も午前10時に本会議を開き、本日同様個人質問を行い、その後、議案に対する質疑、委員会付託を行います。 ○議長(安里安明君)  本日は、これにて散会いたします。            (午後6時56分 散会) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  上記のとおり会議録を調製し署名する。   平成8年12月12日
           議  長  安 里 安 明        署名議員  大 城 春 吉        署名議員  仲 村 善 信...